手軽だが奥の深いアジング。ごく軽量のジグヘッドやリグを操作し、潮流の変化を感じ、ショートバイトからヒントを得て、適切な攻略を行っていくことが人気ポイントで釣り勝つための要件となる。そんな課題と日々向き合っているアジンガーたちが虜になりそうなロッドをオリムピックが発売を開始。今回、アジングのエキスパートであり、同社のテスターを務めるP!NKO(以下ピン子)さんから、このロッドの実釣インプレッションが届いたので紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:株式会社オリムピック)
ファーストフィッシュへのアプローチ
この釣行では、初めに堤防の先端にできている潮目を狙いましたが、反応がなかったので潮目に引かれている先端より少し手前のポイントを狙いました。これが正解だったようで、ティップを通して引かれ潮の重みを感じるスポットでアジが口を使ってくれました。
潮を使ってアジ連発
先のヒットパターンを再現させていくため、先ほどアジからの反応があったレンジを2gで15カウントあたりまでフリーフォールで落としていきました。
15カウントしたらベールを戻して糸フケを取り、チョンチョンと小刻みにアピールした後にロッドをサビきながらレンジキープに移行して潮が重くなるスポットで再度アジからの反応がありました。
アワセを入れると20cmほどのアジがヒット、元気よく引きを楽しませてくれました。このヒットを根拠に、同様のアプローチで数を伸ばすことに成功しました。
釣り方としては足もとから沖に引かれている潮を探し、ジグヘッドが沈下しようとする力を、ロッドをサビくことでレンジをキープしつつ潮に乗せてサスペンドに近い状態にドリフトさせていくようなイメージです。
フォールでもヒット
数匹釣れたあとアタリが遠のいたので次の一手を加えます。先ほどまでの動作に食わせの間を作る目的で、サスペンドの状態から短めのフォールを入れると、浮遊していたジグヘッドがフッと沈下します。
この動きにアジはついつい口を使ってしまうのです。このアプローチでも数を稼ぐことができて大満足の釣行となりました。
YouTube動画で観る
今回の実釣の様子はこちらの動画でも紹介しています。
潮流を敏感に感じるロッド
さて、このロッドで実釣を終え強く感じたのは、ジグヘッドが潮の重たくなるスポットに入ると、敏感で表現力に優れたティップがそのことをしっかり伝えてくれたこと。これを感じ取ったタイミングでアタリに備え集中することができるのは、ゲームを展開するうえで大きなメリットになります。
なにより「ここが釣れそう!」という感覚がわかりやすいので、パターンにハマれば「ほらね」って感じで釣ることができるのでエキスパートの人には特におすすめです。
<P!NKO(ピン子)/オリムピックフィールドテスター>