先日の日曜日、和歌山の釣具店でアジングメーカー34の店内イベントがあった。先般のアジングカップをはじめ、普段からお世話になっているメーカーさんなのでスタッフさんへの挨拶も兼ねてイベントに訪問。スタッフさんとお話をしていると「気温もあるし、水温も少し上がっているからアジが釣れるかも」との話になった。そこで夕マズメの時間から入ってみる事にした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
和歌山港周辺でアジング釣行
和歌山港は紀ノ川の河口に作られた大型の港でスズキやチヌをはじめ秋にはタチウオで賑わう釣り場だ。しかし近年は人気故に一部の心無い人によるゴミ問題やマナー違反などで一部が閉鎖されている。
ポイントに入ると先行者のエサの方が2名、少し離れて入ると「兄ちゃんアジングか~?」と声を掛けて下さった。昼以降は10m前後でポツポツ釣れているとの情報を貰う。1.3gジグヘッドで遠投し、カウントを入れて探るもアタリは出ない。まだ潮もあまり動いていないようだ。
続いて1.5gのタングステンに替えてもう少し遠投してみるが、これも反応はなし。広いポイントでもあるので回遊の場所を当てるには至難の業のようだ。少し暗さも増して来たのでアジングライトで寄せてみる作戦に変更してみる事にした。
アジングライトを点灯
車からアジングライトを取り出してセッティング。少しまだ明るいかなという時間帯から点灯する。早ければ10分程度で効果が出るが、通常だと30分くらいは掛かる。すると以前紀北エリアのポイントでお会いした方も来られた。以前の釣行時少しアジングの突っ込んだ話をした方だ。お相手も覚えていてくれて、また話が弾む。
そうこうしている間にいい時間になりアジング再開。隣のエサの方が手前で釣れたようだ。ジグヘッドをタングステンの0.8gに変更してワームは最近お気に入りの月下美人・しらすビームのレッドグローに変更する。
ライトの照らす範囲より少し遠目に投げてレンジを入れて誘っていく。数投目のカウント15の所でヒット!小アジだが作戦成功の証だ。さぁどんどん釣ろう。
ライト周りにアジが寄り連続ヒット
しばらくしてライトの照射範囲を見るとアジの魚影がポツポツ見える。効果が出て来たようだ。チャンス到来!さらにカウントを10に減らして少し長めにサビくとまたヒット。確実にアジが寄っている。そこから怒涛の連続ヒットとなった。レンジを適当に数えて引くと2セット目くらいにヒットが続く。サイズはそこまで大きくないが時折20cmを超えるサイズも混じりだした。
アジの活性も上がってきたせいかライトの周りでライズが始まった。試しに5カウントで巻く釣り方でもヒット。こういう時にプラグでも釣ってみたいと思ったが、生憎今日はワームしか持ち合わせが無い。少し悔しい思いもしつつどんどん釣って行き予定では1時間半程の釣行のハズだったが時間を忘れてしまう程の釣れ具合。
セイゴも登場
アタリが減ったと感じたタイミングで一層強い引きがロッドに伝わって来た。ドラグが出される。遂に尺が回って来たか!と期待したが、その期待はバシャというエラ洗いで空しく飛び散ってしまった。和歌山名物?のヒラスズキのセイゴだ。アジングの定番ゲストである。何とか抜き上げてリリース。
ふと時計を見ると終了予定時刻を1時間半も過ぎた21時過ぎ。明日の渓流釣行の事もあるのでこのタイミングで納竿とした。
釣果としては2時間半で約30匹と予想以上にいい釣果となった。まさにアジライト様様の釣果と言えよう。釣果に感謝しつつ帰途に就いた。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>
和歌山港周辺