4月の大阪湾奥メバリングにおける【当たりワームカラーはクリア(透明)】

4月の大阪湾奥メバリングにおける【当たりワームカラーはクリア(透明)】

3月末~4月上旬にかけてメバリングに5回行っている。場所はそのつど異なるが、すべて大阪湾奥エリアだ。レンジや時合いなど傾向は見えてきた。そうなるとプラスしてこだわりが出てくるのが「アタリカラー」。筆者の私見による湾奥早春のヒットカラーを述べたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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爆釣日から振り返るアタリカラー

最近のメバリングの釣果は、最低でも8尾を下回ったことがない。いい潮に恵まれれば15尾を軽く超えた日もある。チヌやシーバスもまじる。特にチヌはノッコミで調子がいい。

4月の大阪湾奥メバリングにおける【当たりワームカラーはクリア(透明)】チヌが釣れてしまう(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そう……とにかくチヌが邪魔してくるので、避け方も考えた。まず、レンジで釣り分けようとした、ダメ。プラグを使ったらどうか、ダメ。ならばワームのカラーをかえよう。すると、すんなりとチヌが出なくなった。チヌが出にくくなったためか、その分がメバルに化けて、メバルの数も増えた。そのカラーがドクリアだ。いわゆる、まんま透明のクリアだ。

ドクリアがアタリカラー

今年のメバルはクリアがよく釣れる。ソリッドカラーのオレンジでも黒でも釣れたが、チヌが混じった。チヌが4尾立て続けに食ったこともあった。それが、ドクリアでは、チヌが一切つかない。「チヌ避け」の意味で使ったのが大正解だった。おそらくドクリアは、あまり目がよくないチヌは見えないのだろう。目のいいメバルはドクリアも余裕で食ってくる。

4月の大阪湾奥メバリングにおける【当たりワームカラーはクリア(透明)】ドクリアがよく効く早春メバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

クリアの中でも、ドクリアを推奨したい。色のついていない透明色で、多少ラメが入っている程度。このカラーならチヌが食わない。まあ食うこともあるだろうけど、低減できる。結果、メバルの数が伸びる。

プラグもクリアが効く

もしかすると、ドクリアは、チヌが避けるだけで、メバルの最適カラーではないだけかもしれないとも考えた。しかし、プラグで試したところ、こちらでもクリアにばかりつく。

4月の大阪湾奥メバリングにおける【当たりワームカラーはクリア(透明)】クリアについたメバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみにこのクリアのプラグにはチヌもシーバスもついたが、他のカラーだと、メバルがほとんどつかない。オレンジ、パープルと試したが、メバルはつかない。ドクリアといってもプラグにはある程度の物感があるので、チヌもシーバスも来るのだろう。今年の早春メバルをプラグで狙おうと言うなら、どうやらドクリアがいいようだ。

グリーンも強い

「クリア系」といわれる、いわゆる半透明色カラー。ワームの向こうが透けて見えるカラーまで含めると、今年の早春アタリカラーは、おそらくグリーン系クリアだ。これが異様に釣れる。シーバスもチヌもメバルにも抜群に効く。よってこの3魚種を全体的に狙おうするならば、グリーン系クリアを使うといいだろう。

4月の大阪湾奥メバリングにおける【当たりワームカラーはクリア(透明)】シーバスもグリーンがお好きな様子(提供:TSURINEWSライター井上海生)

もともと大阪湾奥はグリーンが効くと言われてきた。私はことメバリングとアジングに関してこの説に懐疑的だったが、どうやらチヌとシーバスでは本当らしい。グリーン系はイワシなどのベイトフィッシュの体色に水中で似ると言う。マイクロベイトパターンの今のシーバスとチヌに合うのかもしれない。

ソリッドがなぜか釣れない

メバルは釣れる時期はカラーを問わず釣れる。それでも定番色はあって、飴色っぽいアミカラーが間違いない。どちらかと言うと半透明色が釣り勝ち、ソリッドは釣り負ける。大体どんな海でもそうではないだろうか?しかし、異様にソリッドカラーが効く日もある……。

しかし大阪湾奥では、今のところソリッドがほとんど効かない。ソリッドカラーの代表格といえる白で絶望的に反応しない。ナチュラルに近いオレンジや、暗闇に紛れ込む黒では釣果があるのだが、なぜか白がダメだ。おそらく、まだ活性が上がり切っていないせいで、ソリッドは見切ってくるのだろう。今はドクリアを中心にカラーローテーションしたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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