磯メバリングの「夢と現実」を知ろう アタリすらないボウズなんて日常茶飯事?

磯メバリングの「夢と現実」を知ろう アタリすらないボウズなんて日常茶飯事?

メバルは堤防釣りの定番ターゲットだ。ただ、20cm後半の良型、ましてや30cm超えの尺メバル狙いとなると途端にハードルが上がる。「大型狙い=磯」というイメージが強いかもしれない。今回は、磯でのメバリング(ルアーメバル釣り)の夢と現実をご紹介。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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檜垣修平

こんにちは。檜垣修平と申します。海でのルアーフィッシングをメインにシーバス、メバルと遊んでおります!オールリリース派です。よろしくお願いします( ・∇・)

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メバルという魚

シーズンは早い所で10月~6月と一年の中でも比較的長い間狙える。堤防や漁港での定番ターゲットのひとつであり、ライトゲームという括りに入っていることから釣ること自体は容易な部類だ。しかし、良型狙いとなると極端に難易度が跳ね上がる魚である。良型というと人によって定義が違うだろうが、個人的な良型の定義である20cm後半サイズ~を良型とするなら堤防や漁港では滅多にお目にかかれない。

磯メバリングの「夢と現実」を知ろう アタリすらないボウズなんて日常茶飯事?メバリングで本命手中(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

特に憧れのサイズとなる尺(30.3cm~)サイズにもなると賢く警戒心が高い為、人が簡単に出入りできるような場所にはまず近寄ってこない。癒しのライトゲームターゲットではあるが良型狙いとなると途端に厳しい道のりとなるのがメバル釣りだ。

磯でのメバリング

良型狙いで外せないポイントはやはり磯である。なぜ磯になるかというと、第一に人があまり寄り付かないというのがポイントだ。足場が悪く、普通の人なら立ち入らない場所だからメバルが残っている。また、磯には海藻や岩の隙間等メバルが潜みやすい環境が整っている。エビやカニ、その他メバルのエサとなる生き物が豊富なことも大きい。

磯ならどんな場所でもいいというわけではなく、アクセスがそこそこ悪くて人が寄り付きにくいということと、海藻の生育が良く潮通しが良いという条件が必要だ。良型メバルを釣るのに重要なのはライバルが少ないマイポイントを探し出すことである。

ボウズが当たり前の磯メバル

磯でのメバル狙いはボウズが当たり前だと思った方が良い。堤防や漁港ではある程度メバルが潜む場所が予測できるし、常夜灯のようにメバルが一か所に集まってくる理由がある。しかしずっと真っ暗闇の磯ではメバルがどこにいるのかの予測は付きにくい。広い磯に点々と散っているメバルを探す作業を繰り返す。もはやライトゲームではない。

アタリすらない、子メバルすら釣れないなんてことは日常茶飯事である。なので、一か所で1時間も粘ることはなくちょっと投げて移動、移動を繰り返す。漁港の常夜灯のように魚が向うから近寄ってきてくれることはないので、こちらから出向いて足で魚を探すのだ。これを繰り返すうち、そのポイントでのメバルの着く場所がうっすらわかるようになってくる。広いポイントの中でもメバルが居る場所というのはかなり限られている。

苦しんだ先に尺メバルが待つ

元々楽に釣れる魚なのに、なんでこんなしんどいことを磯でやるかというとやはり夢があるからだ。基本的にしんどい釣りになるが、堤防からでは釣れないサイズがボッコボコに釣れる日もある。夢のサイズである尺サイズにも1度だけであるが出会わせてもらった。

磯メバリングの「夢と現実」を知ろう アタリすらないボウズなんて日常茶飯事?夜の海(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

方々の磯を駆け回りようやく手にした一尾にはそれだけの価値がある。釣れない日を繰り返しながらも継続すればいつかメバルが振り向いてくれる日がくるだろう。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>