話題の「魚に見えないピンクフロロ」ですが、発売メーカーの実釣映像では、ラインが見えていないのか、魚が頭に引っ掛けて悶える瞬間を捉えており、その効果は折り紙付きです。その為、釣り糸製造メーカー各社が、ピンク色のリーダーやハリスをこぞって発売するほどです。そこで今回は、その効果は淡水である渓流釣り(管理釣り場)でも威力を発揮するのか……?少し気難しいヤマメ、ニジマスを相手に挑んできた考察釣行の様子を、ご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
効果抜群
仕掛けを組み直して一投目……。
投入した仕掛けが、理想のコースを流れて行き、狙いのポイントに良い雰囲気で入ります。その時、勢い良くウキが水中へ入ります!やはり、ラインが見えていて、付けエサを嫌っていたとしか考えられません。その証拠に、針を飲み込んでしまってます。それ程に、食い込みがいいです。
その後は、連続ヒット!釣果を重ねていきます。作戦成功と言った感じで、手応えを感じました。中には、仕掛けの着水と同時に、付けエサに飛び付き、そのまま走る魚も出ました。従来のナイロンライン仕掛けでは、見ることが出来なかった光景です。
今まで、使用していたナイロンラインとフロロカーボンラインも透明色な物で、決して見え易い物とは考え難いのですが、反射する光の波長の影響からか魚には見えていたと受け取れば、「魚に見えないピンクフロロ」だからこそ、起こり得たのだと感じました。
ハリスが見えないことが裏目に……
付け餌と針が露骨に見え過ぎるようで、針を見切られてしまいました……。針のサイズが、クリ虫の大きさに合っていない為、針の耳に光が反射し、違和感を与えているようです。
筆者の杜撰な釣行態度が、釣果に影を落としてしまったようです。その後も、数を伸ばすことが叶わず、あえなく制限時間となってしまい、納竿としました。
釣果を振り返って
釣果としては、13匹とかなり渋い結果となってしまいました。しかし、「魚に見えないピンクフロロ」を使用していなければ、食い気にスイッチを入れることが出来ず、更に厳しい結果となっていたと考えられます。
今後は、号数を落とすことで存在感を消す手法を廃して、マテリアルやメーカーの趣旨を十分に理解して、ハリスの選択をしたいと思います。「魚に見えないピンクフロロ」お勧めです。
<松永一幸/TSURINEWSライター>