話題の「魚に見えないピンクフロロ」ですが、発売メーカーの実釣映像では、ラインが見えていないのか、魚が頭に引っ掛けて悶える瞬間を捉えており、その効果は折り紙付きです。その為、釣り糸製造メーカー各社が、ピンク色のリーダーやハリスをこぞって発売するほどです。そこで今回は、その効果は淡水である渓流釣り(管理釣り場)でも威力を発揮するのか……?少し気難しいヤマメ、ニジマスを相手に挑んできた考察釣行の様子を、ご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
木郷自然釣りセンター
筆者の大好きな、木郷自然釣りセンターのエサ釣りエリアをチョイスしました。
タックル
・竿:ノベ竿360
・道糸:ナイロンラインV0.8号
・ハリス:フロロカーボンライン 0.8号
・ウキ:棒ウキ(浮力B)
・針:ヤマメバリ8号
エサは、ローテーションで食い気がたって釣れたのでは元も子もないので、今回は「くり虫」だけとしました。
ナイロンラインでの仕掛けで挑む
まずは、通常このフィールドで使用してる仕掛け(道糸のみで仕掛けを構成)で釣行スタート。流れの緩んでいる場所に、ヤマメ達がエサを待っている様に見えます。
まずはそこへ、エサが自然に流れて行く様に演出してみます。いつもならこのスタイルで釣果を重ねていくのが、筆者スタイルですが……。
反応が無い
平日にも関わらず、先行者がフィールドへ多く入っており、魚へかなりのプレッシャーがかかっている雰囲気です。凄く渋い予感がして来ました。
筆者の構図としては、上流から流れて来たくり虫が、ストラクチャーへ当たり、流れの緩むポイントへ付けエサがふわふわと漂って、魚の目の前に流れて行くイメージで誘うのですが……。付けエサに対して、完全スルーです。まさかのボウズの予感が漂って来ました……。
ようやく一尾
反応が良いタナを探るのに、かなり時間を費やしましたが、ようやく当たりを捉えて1匹ゲット出来ました。
「地合い到来か!?」と期待しましたが、反応はこの後続かず……。またも、釣り方を見失ってしまい、再び迷宮入りです……。
「魚に見えないピンクフロロ」の投入
タナは、合っているはずなのですが……。エサを、見切られてる雰囲気がします。偏光グラスで水中の様子を観察すると、付けエサが目の前に来てるのに、食おうとするも直前で交わす様子が確認出来ました。
「もしかして……。 釣り糸が見えてるから、嫌っているのかな?」と、直感が働き、ここで今回の考察テーマを実行することにします。実行動機としては、「ハリスの存在感を消せたら、付けエサだけが漂っている様に見えてくれるはず」と期待感強めのヒラメキです。
早速、ウキ上10cmから道糸をカットし、「魚に見えないピンクフロロ」の0.8号をハリスとして直結し、仕掛けを組み直していきます。