真冬の厳寒期でも裏切らないのは、ボートからのカサゴ釣り!カサゴの住処にワームを直撃して誰でも簡単に釣れる?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
カサゴ釣り
まずカサゴとは、全国的にどこの釣り場でも見かけるポピュラーな魚であり、主に「根」と呼ばれる岩礁帯に多く生息する魚です。
多くのルアーアングラーが根に生息する魚のことを「ロックフィッシュ」と呼び、その中でもカサゴはロックフィッシュゲーム入門向きの魚であります。
魅力
根魚の中でも比較的ポピュラーでどこにでもいるカサゴは初心者さんの釣り入門にとってもおすすめで、岩礁帯やカサゴの住処にワームやエサを落とすと、落ちてくるものや目の前に来たものに反応して丸呑みしてくれるので、ポイントさえわかればとても釣りやすい魚です。
ポイント
基本的には「根」と言われる岩礁帯のあるエリアを狙っていきます。逆に砂地のポイントにはカサゴがいることは少なく、カサゴを狙う場合は防波堤の近くや、テトラポットのあるポイントなど、硬い地質のありそうなポイントを把握して狙っていくことをオススメします。
使用タックル
ロックフィッシュゲームに使用するロッドは、バスタックルが流用可能なため、あえて専用タックルを選ぶ必要はないと思います。3~10gくらいの重さに耐えられればOKです!リールは1000~3000番くらいがベストです。あまり大きすぎるリールは疲れてしまうので、小さめでドラグ力が最低でも2kgくらいあれば大丈夫です!
ラインはナイロンライン、フロロカーボンラインなら4~8lbくらい。PEラインなら0.8~1号で、リーダーは12lbくらいを使用しています。根を攻めるので根ズレして切れない程度なら使用可能だと思います。
基本の釣り方
3月3日(日)、天気は晴れ、風速6m。やや風が強かったので、ストラクチャーの風裏になるポイントを選択しました。波も風もなく、快適に釣りができます。
基本の釣り方
今回は岸壁エリアに絞っての釣りを展開しました。岸壁にボートをベタ付けして岸壁ギリギリにワームを落とし込んでいきます。ピッチングスタイルで、壁に落としては10秒ほどで巻き上げて1mほどワームを打ち込むポイントをずらして釣りを展開していきます。
ワームの動かし方
ホッグ系のワームを使う場合はザリガニ・エビといった甲殻類系のベイトをイミテートしているワームです。基本的にアームや足、パドルなどが付いていて、アングラーのロッド操作によってワームを自由自在に動かすことができます。甲殻類系は底を中心にチョンチョンしてカサゴからの反応をサーチしていきます。
一方でシャッド系ワームは主に小魚といったベイトをイミテートしているワームです。スイミング時に波動を出しながら泳ぎ、ただ巻きでも効果を発揮することから、底に着底してからはリフトアンドフォールで狙うワームと言えます。
岸壁沿いでカサゴ連発
この日は風速6mほどとやや強めでしたので、岸壁の風裏ポイントをメインにゲームを展開しました。岸壁の基礎を固めるために基礎となる岩が海中に埋まっており、そこを住処にするためにカサゴやベイトとなる甲殻類が集まってきます。
3gジグヘッドにワームをセットして岸壁に垂直にピッチングしていくと、すぐにヒット!ピッチングして5秒間だけ海底でアクションさせて反応がなければ、すぐに場所をずらしてピッチングを繰り返していくとヒット連発!手返し重視の釣りを展開して小学生アングラーが大活躍の釣果を出してくれました。
シーバスも連発
最初のポイントを一通り流してから、潮通しのよい岸壁にさらに移動してからもカサゴが釣れ続きまして、途中でシーバスのボイルを発見したので中層タダ巻きでスイミング系のワームを使ってみるとシーバスがプチ連発!
マイクロベイトを食べているようで、ワームに特に好反応を示してくれました。
岸壁の継ぎ目が好ポイント
特に岸壁で釣れやすいポイントというのは「岸壁の繋ぎ目」です!岸壁は10mピッチくらいで繋ぎ目があるので、そこに岸壁の隙間が空いているポイントがあります。その中にカサゴや小魚や甲殻類は身を隠しやすいため、カサゴがたくさん潜んでいることが多いです。岸壁を狙う場合は是非とも壁の形状もよくみてピッチングしてみてくださいね!
最終釣果
小学生アングラーさん、1人でカサゴ20匹ほどシーバス6匹をキャッチしていただきました。写真撮影後はリリースいたしました!
水温もまだ10度とカサゴ釣りは本当はもう少し上がって欲しいと思いましたが、カサゴの住処にワームを直撃すれば素直にヒットして楽しい釣行でした。
<杉浦永/TSURINEWSライター>