ジグフックは、エサ釣りのハリとは違い、必ずしもハリそのものを口で喰わせるという考えで大きさを決めるよりも、狙いの魚体や、ジグの重さや大きさにマッチするサイズを選択して、何よりも適切なジグアクションを作り出すアイテムのひとつです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
ジグフックの大きさ
なんとなくこんなサイズかなと使ってしまうのがジグフック、さらに自作の際のアシストラインの太さのモノサシはどうしようかとなります。とかくオーバースペックになりがちなフックシステムですが、いろいろ調べまとめた私自身のモノサシ作りのお話です。
大物狙いのフロントシングルフックと違い青物の多くの場合、ジグフックは必ずしも食わして口に掛けずに、口の周囲だったりを寄らば掛けるぞのエサ釣りよりはるかに大きいサイズで、鬼が金棒を振り回しているようです。
それだけに、意外にメーカーの適応フックのモノサシがなく、歯切れ良い話が見えないのもジグフックの特徴です。まあ、ツバス(ワカシ)サイズやハマチの小型ならば2/0サイズ、ハマチ(イナダ)も脂がのってメジロ(ワラサ)が混じる群れならば大きいサイズを使用していますが、これが釈然とせず、狙いものの群れに合わせたサイズがより良い関係ができそうです。
これは、狙う相手と使用するジグの大きさ(重量)が大きく関係して、例えば80gのジグに前後4/0サイズフックでは、ジグは適切なアクションしなくなるということでしょう。
ハリ(フック)の種類
ハリは、糸と違い公的な基準もメーカーの指針も見たことがなく、各社各種でのサイズの違いを表現しているだけです。代表的な伊勢尼やチヌに袖型などは、各社似たようなところですが、キス用となればもう違います。それがジグフックとなれば、うんちくまで加味されるので、同じ表示サイズでも大きさは様々です。まさに、モノサシが無くなりそうです。
ハリ市場は、上位3社で90%以上のシェアだと聞きましたが、各社各種で形状が違えばサイズも違うので、最近は使用製品をファイアフックというジグフックを主に使っています。標準的な形状とサイズが使いやすく、大きさも狙いものに合わせられるようで、使用頻度が高まりました。モノサシというか私のスタンダードにしました。
ともに、画像で見るように銘柄を変えると選択が難しいので、問題がない限りファイアフックを私の標準にしました。