ジグフックは、エサ釣りのハリとは違い、必ずしもハリそのものを口で喰わせるという考えで大きさを決めるよりも、狙いの魚体や、ジグの重さや大きさにマッチするサイズを選択して、何よりも適切なジグアクションを作り出すアイテムのひとつです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
ジグサイズ(重量)とのバランスが肝
標準的なフック選択の私のモノサシ
ジグサイズ……フックサイズ
60~80g……1/0
80~120g……2/0 例 ツバス(ワカシ)+ハマチ小サイズ群
120~160g……3/0 例 ハマチ(イナダ)大+メジロ(ワラサ)サイズ群
150~200g以上……4/0 例 メジロ(ワラサ)からブリ等型物サイズ群
※ブリサイズ狙いのフロントシングルの場合は、200gジグで4/0-5/0の太軸を使用します。
フックの大きさと重量が、ジグの動きを変化させます。過重労働(ジグサイズ以上のフックサイズ)させると、ジグは本来の動きが損なわれ、アピール力が低減するでしょう。そのためには、ジグに見合ったフックの大きさと太さで、重量と水抵抗のバランスのより良い関係を保ちます。
ジグサイズ、フックサイズ、ラインサイズのバランスは何か。意外にメーカーにモノサシが少ないというより、ないと言えるでしょう。ジグの動かし方もひとによって違うので、一概に言えないものかもしれません。
私の場合は、前述のジグとフックのマッチをモノサシにしています。そして、あくまでも例ですが、魚の大きさのイメージにしました。そして、多くの場合前後2本装着で、どちらかと言えばスローなピンジャークが私のスタンダードです。
アシストラインもモノサシを作ると
標準的なアシストフック作成のライン値
フックサイズ……アシストライン
1/0……80lb
2/0……110lb
3/0……140lb
4/0……180lb
※5/04/0太軸でシングルフックは、240lb
アシストラインの強度は高く、そう簡単には切れません。例えば、150lbならば40号近く、100lbでも25号のごついもので、短く瞬発的な衝撃と口に当たるということが要因でしょう。私などサワラの歯でない限り損傷をしたことがありません。
フックのサイズが大きくなれば重量もあり、太目のアシストラインでしっかりとさせるのも目的です。強度的には、最大想定メーターサイズがブリなので、オーバースペックなのはフックをふらつかせないという要素も取り入れてです。
そんなところから、メーカーの要素を調べるとオーナー社の動画でフックとラインの適応を参考に、自身のモノサシを作ってみました。
アシストラインも硬い柔らかい様々ですので、あくまでも私の目安、でも当たらずしも遠からずでしょう。
自作フックはこのモノサシで作成して、上々です。既製品とは違う釣りの楽しみです。
<丸山明/TSURINEWSライター>