日本に生息するアオリイカはシロイカ型、アカイカ型、クワイカ型の3種類に分けられ、その中でも1番大きくなるのがアカイカ型と言われています。大きなものだと6Kg、7Kgにもなりエギンガーの間ではレッドモンスターと言われています。そんなレッドモンスターがショアからも狙うことのできる屋久島へ2月22日~25日(3泊4日)で遠征にいってきました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・佐々木智成)
屋久島ってどんなところ?
屋久島は鹿児島市から南へ約135kmの位置にあり、周囲約126km、最高標高1936m、人口約11500人が暮らす大きな離島です。屋久島は世界自然遺産にも登録され、屋久杉や固有種の猿や鹿もいるような大自然に囲まれた島です。黒潮の影響でイカだけでなくGTや根魚などさまざまな魚種を狙うことができる魚影の濃いエリアでもあります。エギンガーにとっては島一周どこからでもレッドモンスターを狙うことのできる本当に夢の様な聖地です。
アクセス方法
屋久島へ渡るには3つの手段があります。フェリー、高速船トッピー、飛行機があり自宅からのアクセスを考えて交通手段を選択するのもありですが天候にも左右されることが多く欠航や欠便になることもあるため私はいつも出船率の高い高速船トッピーを利用しています。
屋久島でレッドモンスターを狙うにあたって
ショアから大型のレッドモンスターを狙えるのはおおよそ2月から4月と言われ、それ以降も釣れるのですがどんどんと身が薄くなっていき痩せていくと言われています。
今シーズンの状況は?
2023年12月の後半から4kgアップもあがってはいるものの、なかなかサイズも数も釣れておらず今シーズンは厳しい状況が続いているとのことでした。ショアからレッドモンスターが釣れるのは基本的に夜です。捕食や回遊で浅瀬にさしてくる個体を狙うのがセオリーです。その中でも実績が高いのは満月の潮回りといわれています。
ガイドの紹介
私は屋久島にレッドモンスターを求めて4年目になりますが年々状況や釣れているポイントもかわりつつあるように感じます。また、1ヶ月に35日雨が降ると言われるほど急に天候や風向きが変わりいつも悩まされています。
屋久島にはエギングのポイントも無数にあるため、レッドモンスターに出会うにはポイント選択がかなり重要なキーとなってきます。
そこでいつも現地のガイドに相談、案内をして頂きポイントの選択をしています。その日の海の状況、風向き、天候によって的確なポイントへとガイドをしてくれ、地形や釣り方などのアドバイスをくれ尚且つ安全に釣行ができるようサポートしてくれます。また釣り禁止や立ち入り禁止のポイントもあるのでガイドの方をつけるのをオススメします。
ガイドを頼んだのは「フィッシングガイド AnBU」。とても優しく、熱心な方でエギングのみならず、どんな釣りにも対応、ガイドしてくれるので上級者はもちろん、ファミリーの方にもオススメです。
島内の移動
フェリーだと車を持っていくことも可能ですが、高速船や飛行機だと車がないのでレンタカーをオススメします。屋久島は東側に位置する安房港と北側に位置する宮之浦港があり、港の周りにホテルや飲食店が集中しています。
どのエリアで狙うかによって民宿やホテルをとった方が良いでしょう。私はいつも実績の高い北部エリアで釣行をしているので北部エリアにて拠点をおいています。毎年、お世話になっているのが民宿岩川さん。値段もリーズナブルで釣具屋さんも経営されているため釣果情報も得られるのでオススメです。
オススメのスーパー
屋久島には全国チェーンのドラッグストアはあるもののコンビニがないため夜の買い物が難しくなってきます。昼から釣り場に向かう方は夜ご飯や夜食も必要になってくると思います。そんなときにいつも私が利用しているのが『わいわいらんど』と『ヤクデン』というスーパーです。お惣菜やお弁当の種類も豊富ですので是非寄ってみてください。
筆者のタックル紹介
ロッド :エメラルダス STOIST RT 76MMH/エメラルダス STOIST 76MMH-SMT
リール :EXIST LT 2500S/エアリティ2500S
ライン :ソルティメイト PEエギULT HS4 0.6号
リーダー :サンライントルネードVハード3号
エギ :エメラルダスピーク4号/エメラルダスステイ4号をメインに
大きなイカをかけた時のためにパワーのあるロッドと太めのラインを準備すると良いでしょう。0.6号でも少し心細い方には0.8号くらいをオススメします。エギはアピール力と存在感のある4号を中心に、夜光や赤テープに実績があるので何本か持っておく安心です。