山梨県道志村を流れる道志川は3月1日(金)に渓流釣りが解禁する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・内藤茂幸)
成魚放流が盛んな道志川
毎年成魚放流が盛んにおこなわれている。暖かくなるにつれ準天然魚が釣れ、シーズン中盤~終盤にかけては尺級のヤマメやイワナが顔を出すことも。
ここ数年、解禁時は好調で制限尾数(20尾)に達する人が多かったが、昨年は放流魚が散ってしまったのか、ツ抜けできない人が多かった。
下流域では、両国橋周辺が入渓しやすい。上流にある支流の神ノ川(管理釣り場)から、台風や大雨後にニジマスやヤマメ、イワナが落ちてくることがある。時には大型が釣れるので、太めの仕掛けがいい。
ここから上流は入渓点が少ないので、中流域を紹介したい。
道志川のポイント
七滝荘周辺は、上流橋周辺に駐車スペースがある。紅椿周辺は放流した魚が溜まりそうな場所。椿キャンプ場は駐車スペースが十分にあるうえ釣りやすい。昨年5月の放流日に釣行した時は、きれいな魚を主体に制限尾数(20尾)に達することができた。また、紅椿~椿キャンプ場の区間で、知人がルアーで40cm近いイワナを仕留めた。
神社周辺を狙う場合は、神社に駐車できる。上流側がいい。川原畑には、釣り人専用の駐車場がある。
道の駅下流には淵があり、上流にもいいポイントがある。車は道の駅に止められる。善ノ木橋周辺にも、釣り人専用駐車場がある。この付近までくると大きなポイントは少なくなるうえ放流魚も散るので、こまかく探っていく。ここから上流は5月ごろから準天然魚が釣れるようになる。
再上流域に位置するのが長又地区で、エン堤がよさそう。ここまでは成魚放流がおこなわれている。
簡単に紹介したが、下流域の両国橋から上流域の長又地区までの区間は、こまかく放流がおこなわれている。昨年は公開放流だったが、今年はまだ確認できていない。
解禁したころは減水していることが多い。成魚放流した魚は、流れが緩くて水深がある場所が狙いめとなる。初期は放流魚狙いなので、放流場所の下流がポイントになる。
タックル&エサ
解禁直後のエサはイクラ、ブドウ虫、ミミズで十分。魚影が見えるのに釣れない時やアタリがない時は、川虫を使うと効果は抜群。4月中旬から川虫が採れるようになるので、試してほしい。
竿の長さは、神ノ川合流点から下流は7~8m、中~上流域は6.3m、私は5~6mを使っている。
ミチイトは0.25~0.3号で増水後は0.5~0.6号がいい。
なお、道志川には支流が多いが、禁漁になっている場所があるので注意してほしい。
<週刊つりニュース関東版APC・内藤茂幸/TSURINEWS編>
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