解禁当日の長良川支流での渓流エサ釣りで2桁釣果【岐阜】リリースサイズも多く混じる

解禁当日の長良川支流での渓流エサ釣りで2桁釣果【岐阜】リリースサイズも多く混じる

いよいよホームグラウンドである岐阜県郡上市の長良川郡上漁協管内の渓流釣りが2月1日に解禁した。昨年は2月第2週の週末解禁だったが、今年から2月1日に変わった。数年前は2月1日解禁だったので、元に戻した形になる。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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渓流釣り 淡水の釣り

長良川で渓流解禁

近年暖冬傾向で2月初旬でも昔ほど冷え込まないため、解禁を早めて少しでも多くの釣り人に長く楽しんでほしいとのこと。遊漁料も変更があり、日釣券は500円値上がりの1500円、年券は1000円値上がりの6000円だ。70歳以上の割引はなくなったとのこと。

解禁当日の長良川支流での渓流エサ釣りで2桁釣果【岐阜】リリースサイズも多く混じる渓流釣りのタックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

昨年は好調だった長良川水系だが、今年はどうだろう。2月1日の解禁日は仕事前に短時間だがサオを出し、状況を確認してきた。早朝午前6時前、まだ薄暗いなか家を出た。昨晩雨が降ったので、川は少し増水しているかもしれない。

増水したときに実績がある支流の落部川へ向かった。下流から見て回るが、釣り人の車は見当たらない。平日解禁なので釣り人は少なそうだ。落部川中流部の新向橋のたもとに車を駐車して、夜明けを待つ。

 

 

アタリ頻繁&キープサイズゲット

うっすら明るくなってきたので川へ下りる。下流の下島橋から釣り上ることにした。エサは前日長良川本流で捕ったキンパク、ヒラタ。初期に実績があるイクラも持参した。まずは定番の石裏から探る。

解禁当日の長良川支流での渓流エサ釣りで2桁釣果【岐阜】リリースサイズも多く混じる長良川支流の落部川(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

流れに乗せて探るが、アタリはない。石裏の流れがほとんどない緩い場所で超スローに流すと、チョンチョンと小刻みなアタリ。軽くアワせるとすぐに飛んできたのは、13cmほどのかわいいヒレピンアマゴだ。サビは出てないがやせていた。15cm以下なので即リリースした。

この後もアタリは頻繁にあるが、リリースサイズばかりなので釣り上る。次は橋の真下の深み狙い。ここはキープサイズが出そうだ。川底をゆっくり流すと目印がスーッと沈む。すかさずアワせると、サビが抜けた17cmほどのアマゴがタモに収まった。きれいな魚体にうっとりする。

当日最大サイズは22cm

次は橋上流のちょっとしたトロ場。初期の定番ポイントだ。エサはイクラで流れに乗せて流す。流芯脇の緩い流れで目印が止まる。「食った」とサオを絞ると、水中でアマゴがローリング。良型だ。慎重にやり取りして弱らせる。静かに寄せてタモですくい込んだアマゴは当日最大22cm。ヒレピンアマゴだが、まだまだやせていた。

このトロでさらに2匹追加し、次は瀬を探るがアタリなし。たまに釣れても15cm以下だ。どんどん釣り上り、今度はちょっとしたエン堤下。ここは毎回アマゴの顔が見られるポイントだ。エン堤下の白泡に投入して、流れに乗せる。数投後に目印が止まった。

すかさずアワせると、18cmほどのアマゴがタモに収まる。しかしこのアマゴもやせていた。ここで数匹追加した。そして釣り上る。例年ならよく釣れる段々瀬では、意外に釣れず納竿とした。

1時間で9匹キャッチ

結果、実釣約1時間で22cm頭に9匹のヒレピンアマゴに出会えた。他15cmのリリースサイズは10匹以上釣れたので、魚影はそこそこ濃いと思う。今後はひと雨ごとに釣果は上向いていくだろう。

解禁当日の長良川支流での渓流エサ釣りで2桁釣果【岐阜】リリースサイズも多く混じる解禁日早朝1時間ほどの釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

郡上の渓流釣りは始まったばかりなので、今後に期待できると思う。なお釣り上げたアマゴは全てリリースした。また大きくなって出会いたいと願いを込めて。

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
長良川郡上漁協管内
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。