グッドサイズをゲット
海が若干落ち着いてきたため沖へスローで移動する。水深140m。これはいけるぞとワクワク感いっぱいだ。
探見丸を見ると、底は平らで起伏はない。思い切ってオモリを底に置いて仕掛けをはわせるようにすると、これが功を奏したのか、それとも偶然なのかはっきり分かるようなアタリが出た。
中層でサオ先をたたいたグッドサイズをゲット。ハリを外しながら「いい顔しとるな」と、しばし魚を眺めてからイケスに放り込んだ。
誘いでまた大きなアタリ。簡単にハリ掛かりして気分が良い。ドラグからイトが出る。これは大きいぞと思ったが、すぐこれはオニじゃないと分かった。顔を見せたのは、1mほどの茶色に斑点(はんてん)のあるサメだった。ハリを外してやりたかったが、ハリスで切れてしまった。
最終釣果
その後もボチボチ釣れて、私は船中2番目の5匹、釣友は8匹と大きなウッカリカサゴ1匹でサオ頭となった。反対側の人は2匹と全体的に低調のようだった。
納竿の午後1時ごろには日が差してきて、海は穏やかになり気持の良い帰港となった。オニカサゴは三枚にさばき、頭とアラと胃袋はスープ仕立てに、身は刺し身、唐揚げ、焼いておいしくいただいた。チャンスがあったらまた挑戦したい。
<週刊つりニュース中部版APC・幡野晃彦/TSURINEWS編>
御前崎港