ルアーでメバルを狙うメバリング。主に使われるルアーはジグヘッドにつけたワームで、様々な状況に対応できる万能なルアーです。今回はそんなメバリングのワームについて、釣り方や選び方などを解説。また、おすすめのアイテムも紹介していきます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)
おすすめのメバリング用ワーム8選
最後に、おすすめのメバリング用ワームを紹介していきます。
ベビーサーディン
バークレイ「ガルプ!ソルトウォーター ベビーサーディン」はメバリングでは定番のピンテール系ワームです。ニオイと味付きのため反則レベルに釣れやすく、あるボートメバルの船長からは「このワームを持っているかどうかで釣果数が変わる」と言われたことも。使い方もリトリーブ・フォール・ダートと万能で、信条としてエサ系ワームを使いたくない人であれば非常におすすめのワームです。
サイズは1.5インチと2インチがあり、メバルの活性やサイズによって使い分けするといいでしょう。カラーは目立つ「ピンク」「チャートリュース」なども反応がよく定番。クリア系と合わせて揃えておきましょう。
なおエサ系ワームは保存液に独特の臭いがあり、液漏れすると悲惨なことになるのでリキッドケースに入れて保管しておくといいです。
Orbee(オービー)
34(サーティフォー)「Orbee(オービー)」は、テール部分に2つある玉が特徴的なワームです。ピンテールで動き過ぎる部分を玉によって抑え、リトリーブ・フォールのどちらでも非常にナチュラルに誘えるようになっています。
特にアミなどのプランクトンがメインベイトの状況に強く、控えめなアクションでも玉部分がプランクトンの塊をイミテートしてくれるので、誘引力も十分。プランクトンパターンの定番となる、ラメ入りのクリアカラーを中心に持っておきたいワームとなります。
スパテラ
ISSEI海太郎の「スパテラ」はストレートなボディに、小さなパドルテールが付いているワームです。微波動の強すぎないアクションでナチュラルに誘ってくれますが、パドルテールの小さな動きを好むためかスタンダードなストレート・ピンテールワームに食い渋る状況でもメバルのアタリを引き出しやすいです。
サイズは1.5インチから3インチまで幅広いですが、柔らかく吸い込みもよいため2インチが基準。さらにシルエットでアピールできる長めの2.5インチ以上がハマることもあります。様々な状況に対応する使い勝手のいいワームなので、カラーはクリア系・中間色・ソリッド系と幅広く揃えておくといいでしょう。
キメラベイト
「キメラベイト」は34(サーティフォー)のアジング用のワームですが、メバリングでもよく釣れます。特徴的な2つに分かれたストレートテールにより、ナチュラルな動きながらシルエットでのアピール力が高いワームです。
リトリーブで使うよりは、プランクトンを主食に食べているときにレンジに止めるように漂わせたり、ゆっくりとしたカーブフォールで誘ったりする動きが強いです。カラーは「にじ」などのラメ入りクリア系を中心に使うといいでしょう。
月下美人 ビビビーム
ダイワの「月下美人 ビビビーム」は1.5インチの短く太めのボディに、大きなパドルテールが付いたワーム。ストレート系よりは強く、シャッドテールほどは強くないアピール力で、集魚コアと極薄テールのひらひらとした動きがメバルを誘ってくれます。シルエットの小ささもあり、ごく小さな魚や甲殻類を食べているマイクロベイトパターンやプランクトンパターンに強く、アクションはリトリーブより、潮に流すようなフォールの釣りでハマることが多いです。
カラーはラメ入りのクリアカラー系「粒アミ」や「ちらしずし」などを軸に、「蛍光レモン」なども揃えておくのがおすすめです。
グラスミノーS
エコギア「グラスミノーS」は他の釣りでも定番のシャッドテールワームです。リトリーブするとテールをしっかり振るタイプで、アピール力は高め。やや活躍する場面は限られますが、ベイトが小魚のときに特に強く、魚食性が強くなる大型メバルにも実績の高いアイテムです。また、磯場やサーフなどスレていないメバルの多い釣り場にも持っていきたいワームとなります。
カラーは「生シラス ブラックFlk.」といった定番のクリアカラーに、「イワシ」などのベイトフィッシュ系のカラーや、アピール度の高い「パールグロウ(夜光)」などのグロー系などを揃えておくといいでしょう。また、メバルのサイズに応じて、サイズダウンした「グラスミノーSS」も使い分けると効果的です。
タイドビート
ジャッカルの「タイドビート」は、シラスのような遊泳力の弱いベイトフィッシュの波動を再現したアクションのシャッドテール。細身で小さめのテールが起こす微波動がハマる場面も多く、強く動く他のシャッドテールと使い分けが可能です。リトリーブだけでなく、潮に流してもよくアクションし使い方の幅が広いのも魅力の一つ。カラーは「チリメンモンスター」などのクリア系と、アピール度強めの「グローチャート」などを揃えるのがおすすめです。また、サイズも1.5と2インチがあり、狙うサイズによって使い分けできます。
シュラッグミノー
バークレイ「シュラッグミノー」は、リアクションバイトを引き出すダートアクションが評判のワームです。ただ、ダート専用かと思いきやリトリーブやフォールアクションでも使用可能。巻きやフォールではシャッドテール部分とヒレを振るややアピール度高めのアクションでメバルを誘います。カラーについてはデイゲームならナチュラルカラー、ナイトでのボトムワインドならグロー系を中心に揃えておきたいところです。
<TSURINEWS編集部・渡辺竜平>