エリアトラウトは、釣り堀に放流されているニジマスをルアーで狙う釣りのこと。一般的に冬になると魚の活性が低くなり、釣果を出しにくくなるが、エリアトラウトは寒い時期がベストシーズン。冬に釣りをしないソルトアングラーが、オフシーズンを利用して楽しめるのでおすすめだ。今回は、エリアトラウトのベストシーズンについて解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
エリアトラウトはソルトのオフシーズンに最適
秋のアオリイカシーズンが終わると、私のエリアトラウトシーズンが本格的に始まる。秋が深まるとアオリイカは深場に移動していくので、だんだんと釣果が落ちてくるからだ。
その頃になるとメバリングのシーズンが始まるが、「メバルは凪を釣れ」と言われるくらい荒れた海でメバルを狙うのは難しい。風はメバリングには大敵だ。私が真剣にメバルを狙っていた頃は、凪ならメバリング、海が荒れそうならエリアトラウトと決めていた。
そしてちょうどこの秋が深まるタイミングでベストシーズンを迎えるのがエリアトラウトだ。冷水性のトラウト達は水温の低下とともに活性が高くなっていくし、そもそも夏の間(6~9月くらい)は休業している釣り場も多い。
ソルトのライトタックルを流用可能
エリアトラウトのタックルはアジングやメバリングなどのライトタックルが流用できる。お試しでチャレンジしてみるなら、いつも海で使っているタックルが十分使えるだろう。3gくらいまでのルアーをそこそこ飛ばすことができればOKだ。
ランディングネットは貸し出しがある場合もあるが、ない場合はラバーランディングネットを用意しておこう。けっこうな大型魚が釣れることもあるので、大きめのネットだと安心だ。
ルアーについて
ルアーについては、小型のミノーなどフックさえ交換すれば使える物もあるが、基本的なルアーについてはいくつか購入しておいた方がいい。その時に注意しておきたいことは、自分が出かける予定の管理釣り場の規模だ。
基本的に小規模なエリアでは小さなルアーが必須になる。逆に広いエリアではある程度の飛距離が稼げる大きめのルアーが活躍することも多い。詳しくはそのエリアについて詳しい人に相談してみよう。