秋~冬の船釣りは、豊かな漁場で育つ美味しい魚たちとの出会いが目白押しとなる。忠栄丸から見る師崎や伊良湖沖の景色と、釣り物の移り変わりを堪能するコースをご紹介。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・五井)
忠栄丸船長紹介
愛知県南知多町片名漁港から出船の忠栄丸。ベテラン釣り師はもちろん、親子や家族連れプ、初心者まで多様な層の釣り人にお勧めできる大型乗合船だ。船長の山下年正さんは伊勢湾から大山沖まで当海域の知識が豊富な頼れる船長。
ウタセエビをエサにした秋のウタセ五目や、大山沖のイサキ釣りなど当地の定番の釣りから、テンヤタチウオやコウイカ釣りなど、当海域で新たに始まった釣りのパイオニアとしても活躍している。
愛知県の知多半島においてテンヤタチウオの先駆者として、いち早く釣りコースに導入。リピーターを続々と輩出する人気遊漁船。テンヤで誘って掛けるゲーム性の高さと、タチウオとのスリリングな駆け引きを楽しもう!
午前便テンヤタチウオ釣り/伊良湖沖
タチウオ専門で出船し、出船時期は8~10月下旬。今年はタチウオの活性が高く、ドラゴン級のヒットも高確率。また、数釣りが楽しめるターゲットとして人気が高い。
タックル
8:2の先調子(掛け調子)がおすすめ。操作性が良く小さなアタリも感知し、即座に掛け合わせられるロッドが最適だ。
リーダー8~10号1m~2m、テンヤ60号持参。潮況により増しオモリで調整。イワシ餌持参 (30匹あると安心)、氷1個付
釣り方のコツ
タチウオは上を通過するベイトが射程圏に入ってくるのを狙って捕食する。シャクリで注意を引き、テンションフォールで射程圏にテンヤを降下させ食わせる。タナを正確にとらえることが連発に繋がる。
午後ショート(3時間)便タチウオ釣り/伊良湖沖
タチウオ専門で出船し、出船時期は10月上旬まで。
タックル
午後ショート便はテンヤ40号使用可(イワシ餌は持参)サーベルテンヤ使用の方は予約時申請。
天秤1本針、オモリ40号(潮の状況によっては60号使用)仕掛けの使用も可。天秤2本針使用の方はサンマ餌持参。
午前・午後便ウタセ五目釣り/伊良湖沖
出船時期は10月下旬~12月上旬。水深10~20mを活きウタセエビで誘い、狙える魚種は多彩。
主なターゲットはサンバソウ、イシダイ、小鯛、ヘダイ、ヒラメ、イシガキダイ、キジハタ、カワハギ、カサゴ、ふぐ等。小物から大物まで、何が飛び出すかわからないドキドキ感もあり、お子様、ご家族で楽しめるのが特徴だ。
タックル・仕掛け例
6:4~7:3調子、2~2.4m前後の船竿かライトゲームロッドが最適。ラインはPE 2~3号200mが巻けるカウンターリールもしくは、小型電動リールがお勧め。オモリは30~60号。
釣り方のコツ
餌の針掛けは初級向けの『尾掛け』と上級者向けの『鼻掛け』の2種類。どちらもウタセエビの中心に針を通し回転しないよう心がけよう。
コウイカ釣り/伊良湖沖
出船時期は1月~4月上旬。伊良湖沖のニューターゲットとして注目されているコウイカ。水深10~100m程度の水深帯に生息しており、潮流が速い水深30~70mが釣り棚。忠栄丸はコウイカ釣りの立役者としても精通している。
タックル・仕掛け例
竿は操作性や着底感知に優れた7:3~8:2の先調子で、2~2.1mのものが最適。ミチイトは、PEライン1.5~2号を200~300m。手返しの良い電動リールがおすすめ。ハリスの先にエギを付けた胴つき仕掛けがメイン。エギはアオリイカ用の水平姿勢で沈む3~3.5号のものが主力。オモリは60号(80号指定の場合もある)。
釣り方のコツ
こまめに底を取り直し、仕掛けが底から離れないようにしよう。明確なアタリは出にくいため、空アワセも積極的に。コウイカのスミは粘質で量も多い、スミを吐かせてから船上に取り込もう。船内にスミをまき散らしてしまったら、すぐに洗い流すこと。
忠栄丸へのアクセス
忠栄丸へは名古屋中心部から車で約1時間。知多半島道路使用し、南知多道路豊丘ICから10分。アクセスのよい南知多町 片名漁港から出船。
<週刊つりニュース中部版編集部・五井>
忠栄丸
伊勢湾~伊良湖沖、大山沖の多彩な釣りを楽しませてくれる大型船。メバル、イサキ、タチウオ、ウタセ五目、コウイカ釣りならお任せ、冬はヒラメ釣りでも出船している。釣り人、釣具店スタッフにも好評のベテラン船長が舵を握ります。