11月11日夜にゲストハウスHASHINSHITA (ハシンシタ)に宿泊。エイ連発な上に、穂先ガイドを破壊。失意のまま11月12日の上天草釣りフェスに参加した。その際、TSURINEWS編集長小菊さんとスタッフの河野さんにお会いし「実はハシンシタ泊まるんですよ~」との一言。翌朝は飛行機移動を伴う出張であったが、せっかく遠方から熊本に来てもらったのに、見せられる釣果がないのも悔しいので、もう「ひと狩り」行くことに決めたのだった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)
76cmヒラメ降臨
「泳がせてすぐにあたりは来ないだろう。しばらくは皿洗いでもするか……」と片付けを並行して行っていた。しかし室内の洗い場に戻ってまもなく編集長が窓越しの手招き。
「アタリが出始めたのかな?」とテラスを見ると、既にフッキングしていて、私の戻り待ちだったのだ!洗っていた鍋を置いてダッシュでテラスへ、急いで竿を手に取る。ここでの釣果はエイが多い為そんなに期待はしていなかった。エイのように底に張り付く感じはあるが、浮いては来る。
そして気持ちの良い強い”叩き”もある、「何の魚やろ……?」と思いつつも巻き寄せていると、水面に見えたのは80cm近いヒラメだった。友人と編集長がタモ2本使いでフォローし、ようやく取り込み。
上げてみれば自身のヒラメ記録(20cm)を大幅上回る、76cm5.3㎏だった。「でかすぎる……」の言葉しか出なかった。一同、興奮冷めやらぬままに、2尾目を狙っていった。
わずか10分で2尾目ヒット
2尾目を狙う為に再度泳がせ続ける。しかし私自身、満足感に満ち溢れていたので気持ちが釣りから離れてしまっていた。釣りニュース社の方に泳がせ釣り大成功の様子を見せられたからということもあるだろう。
「良いとこ見せれたし、ご飯の支度でもするか……」そう思い、投げ出していた洗いかけの鍋の処理に戻ろうとすると、何やらアジが暴れ出す……。時合なのか?ご飯の支度は中断し、しばらく穂先を見つめた。
一発でエサを持って行くエイとは違う、「コツコツ」とした長いアタリだった。ヒラメを疑う。ラインが走るのを待ってアワせるとヒット!
先ほどまでの重さは無いものの、ヒラメであることは分かった。こちらも無事取り込み、60cmくらい3.2㎏だった。2尾目までわずか10分。一同驚愕の釣果だった。
熊本の豊かな海に感謝
アジも順調、ヒラメも順当に釣れる、稀にみる調子のよい日であった。編集長が「関東ではこんなこと、多くあることではないんですよ」と仰っていた。熊本が恵まれた環境であることが強く感じられる1日だった。
<野口昭伸/TSURINEWSライター>
HASHINSHITA (ハシンシタ)