11月10日、今年も順調に釣れている「東京湾の船イシモチ釣り」に出かけてきました。念のため金曜日に有給を取得し、3連休の初日に満を持して出撃すると、予想通り?釣果はやっちゃったレベル(汗)。当日の釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
東京湾の船イシモチ釣り
例年9月にシーズンがスタートし、翌年のGW頃まで楽しめる釣り物。釣り人にはちょっと厳しいですが、水温が下がり群れがまとまる冬場が一番の好機となります。仕掛けはまきエサを使わない胴突き2~3本針仕掛けを使うことから、お祭りも少なく、船釣り入門編としても最適。
誘いやちょい投げを駆使し、確実に数を稼ぐのもよし、数は程々に、置き竿を交えてのんびり一日を過ごすのもよし。ビギナーからベテランまで、それぞれのスタイルで楽しめる釣り物と言えます。
タックル&仕掛け
オモリは30号統一なので、竿はこれを背負えるもの。ポイントとなる本牧沖は水深が20mと浅く、またイシモチのアタリはガツガツと明確であることから、これじゃないとダメ、というものはありません。ちょい投げを駆使したいので硬め、バラシを減らしたいから柔らかめ等、好みにあわせて選ぶと良いでしょう。
ただし、イシモチは捕食があまり上手ではないので、慣れていなければ喰い込みに難のある硬い竿は避けた方が無難。悩んだらレンタルタックル(7:3のLTアジ竿)を借りるのも手です。また、船(船宿)売っている仕掛けは胴突き2本針。ハリスが40cmと長く、魚が喰い込みやすい工夫がされています。特にこだわりがなければ、これの使用をおすすめします。
朝一からイシモチ連発
集合は6時半。平日ということもあり、この日の釣り客は5名と少なめ。また、そのうちの2名が初心者であったことから、出船前にレクチャーがありました。船長「オモリを底に付けること、ゆっくり誘うこと、早合わせは厳禁であること」を強調。
釣れる時は、オモリを底に付けることのみ理解していれば問題ナシなのですが、潮が動くかそうでないかによって喰いに大きな差が出るのもこの釣りならでは。いざという時のために、引き出しはいくつか持っておきましょう。
7時半に出船し、ポイントである本牧沖到着は8時。船長の合図とともに皆さん仕掛けを沈めます。すると、1投目からアタリがあり、難なく坊主回避。そして続けて2匹、3匹。周りでも順調にアタリが出ているようでした。
アジやキスも顔見せ
船長曰く「今日は潮がいい!」とのことで、群れを外れたことによる多少の中だるみはあるものの、順調に数を伸ばしていきます。ただし、置き竿では殆どアタリがでない状況。逆に、ゆっくり30cm位竿先を持ちあげれば、誘った直後、もしくは誘っている最中に高確率でアタりがあり、バラシを交えつつ数を重ねていきます。
「小さいアタリはアジだよ」船長によると、アジの群れもまわっているようで、時々丸ごとから揚げサイズのアジも掛かります。エサが長いので、アジはなかなか針掛りしないのですが、それでも4匹の確保に成功。その他、シロギスも1匹。嬉しいゲストが混じることも、この釣りならでは。
アタリは最後まで続き、途中降り出した小雨が本降りになりつつあった13時に終了。翌日の8時半、ゴミの回収時間までに下処理を終わらせることができるかどうか、一抹の不安を抱きながらのランチタイムとなりました(汗)