最盛期を迎えた船アオリイカ釣り。アルファタックルフィールドスタッフで、『和田式船アオリ仕掛け』の発案者でもある「アシスト工房」代表の和田勝也氏と共に、アルファタックル(alphatackle)/アルファソニック瀬戸内アオリ(ALFASONIC SETOUCHI AORI)165Hの性能を探るべく明石港の人気遊漁船丸松乗合船さんの船に乗り込み、アオリイカを狙ってきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・牧田亘)
状況は刻々と変化
日が昇るにつれ、アタリが遠のいてきた。また、今回の釣り座が右舷ミヨシ。潮の流れ、船の向き次第ではあるが、後アタリポジションに当たってしまった。同船者の取りこぼしを拾う状況に苦戦しながらも、和田氏はしっかりとフォロー。ポツポツと釣り上げていく。
しかし、30号というオモリと共に、不意にくるオマツリの負荷にハリスヨレが発生。気晴らしも兼ねてマルキューダートマックスパープルボーダークリスタルレッドにカラーチェンジし、後半戦へ突入。
引続き後アタリポジションが続く中、地道に投入を繰り返しながら数を重ねていく和田氏。そのころ筆者はカメラに集中しすぎたせいか、船酔い度MAXとなり1時間程の冥界旅行を余儀なくされる……。
不意にイカの噴射音と飛沫で冥界から呼び戻された。足元の生け簀に追加され、すぐさま投入。終了まであと1時間。朝のような勢いはないものの、船上ではポツりポツりとコウイカ混じりで上がる程度だ。
和田氏もラストスパートをかける中、とうとう最後の一流し。見事20尾目となる良型のアオリイカを抜きあげ11時半に納竿を迎えた。
最終釣果
前半の海況や釣り座の場所が厳しい状況だったが、800gクラスの大型を筆頭にトータル20尾の釣果。もちろん竿頭ではあるが、同船者の方の中にもツ抜けした人が複数人おり、釣れ上がるアオリイカやコウイカはどれも良型サイズが多く、筋肉質。
明石海峡の潮速に鍛えられ、餌となるアジや、イワシなどのベイトの豊富さを物語っている。さらに帰港すると若船長が操縦するひとつテンヤ便では80cmオーバーを筆頭に良型マダイの撮影会が始まっており、瀬戸内エリアのポテンシャルの高さを感じる釣行となった。
乗合船について
丸松乗合船
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<牧田亘/TSURINEWS編集部>