スナップやスイベルとの結束で使用者も多いハングマンズノット。筆者はその結束の容易さと強さから、様々な場面で使用しています。今回はその有効な使い道を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)
ハングマンズノットの特徴
ハングマンズノットの詳しい結束方法は今回は省略しますが、ユニノットが少し変化したぐらいの簡単な結束方法が魅力です。ハングマンズノットはとにかく抜けにくいのも特徴。
基本的に本線を引けば引くほど締まる構造のため、強い力がかかって抜けてしまった、というようなことが起こりにくいです。
ハングマンズノットはその特徴から、スナップやスイベル、ヨリモドシといったような接続品との結束で多用されます。筆者はスナップへの結束にも使用しています。
1. ノット結束のエンド処理に使える
皆さんも多く使用していると思われるFGノット。念には念を入れ、編み込み手順の後にPE本線に対し端線を何回もハーフヒッチしている人も多いのではないでしょうか?筆者はそれをハングマンズノットだけで終わらせます。
すっぽ抜けが激減する
恥ずかしながら釣り歴が長い筆者も、結束が甘くキャスト時のすっぽ抜けを起こしたこともあります。
編み込みが強くなければいけないのは当然ですが、保険のために行うノットとしてはハーフヒッチよりも保護する力が高いです。このノットにしてからすっぽ抜けの記憶がありません。
PE本線に対し端線を何度も何度もハーフヒッチしている人は多いと思います。ハングマンズノットで結束を終えれば、結束部がコンパクトにまとまりますし、ノット結束の時間も短縮できます。
2. リールへの糸の巻き始めに使える
あまり使用している人がいないので、これは特におすすめです!筆者はリールへの糸の巻き始めにこそ使用してほしいです。
リールの糸を全部出されてしまうという事は稀ですが、ユニノットではやはり滑りやすいです。ハングマンズノットはこういった場面でも最適です。
滑らずにスプールにしっかり食いつく
先程も述べたようにユニノットではどうしても滑りやすく、スプールにしっかり食いつく感が足りないです。ハングマンズノットで結べばガチっとスプールに糸が入ります。
少し結びコブが大きいですが下糸に極太の糸を巻く人はいないと思いますからライントラブル等は起きないでしょう。
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>