「カツオのたたき」はなぜ「カツオの炙り」ではないのか 炙るだけでは終わらない?

「カツオのたたき」はなぜ「カツオの炙り」ではないのか 炙るだけでは終わらない?

秋の戻りガツオが美味しい季節。ふと思ったのはなぜカツオは刺し身ではなく炙り(たたき)で食べるのが主流なのか。調べてみました。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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その他 サカナ研究所

自宅で作ってみる場合

家庭でカツオのたたきを作ってみる場合は、表面に火を通す際はフライパンで加熱するのではなく、コンロの「直火」で焼くのがオススメです

カツオのさくに金串3~4本かフォーク2~3本を刺して、皮目を直火で炙りましょう。この際、手元が火で怖い場合は焼き網や魚焼きグリルの網を使って焼いてもOK。

皮から2mmほどの厚さまで身が白くなったら火から外して自然に冷ましましょう。身をキュッと締めたい場合は、氷水につけてもいいでしょう。

フライパンで焼くと皮はパリッと焼きにくく、身にもじんわり火が通ってしまいます。強火で一気に炙ることで皮目だけ火が通すことが出来ますよ。

「カツオのたたき」はなぜ「カツオの炙り」ではないのか 炙るだけでは終わらない?火力には注意(提供:PhotoAC)

秋にお試しを

戻りガツオのピークである秋の今、その食味は最高と言っても過言ではありません。

居酒屋やスーパーなど色々なところで目にすることが出来ると思います。

まだ食べたことが無い人は是非この秋、チャレンジしてみて下さいね。

<近藤 俊/サカナ研究所>