潮干狩りで定番のシャコ。九州地方では、そろそろ終盤を迎えるころ。今回は、たくさんとれた時に保存できる「シャコの素揚げ」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
シャコの潮干狩りシーズン
九州地方のシャコは晩春から見え始め、初冬までがシーズン。干潟の巣穴に筆を入れ、シャコが穂首(毛の部分)を掴んだら、そっと持ち上げて捉える。これが一般的な方法で、シャク釣りともいう。
シャコの持ち帰り方
とれたシャコはバケツに入れ、帰る時に海水で軽く濯ぐ。バケツを強く揺さぶると、シャコの手足がとれるため、優しく。
シャコの下処理
持ち帰ったシャコは水道水で軽く洗う。ここも優しく。あとはザルを使って水を切り、キッチンペーパーの上で20~30分「遊ばせ」ておくと、泥などを吐いてしまう。
揚げる作業
ここからは揚げる作業。まずは片栗粉をまぶし、余分な粉を落として油にドボン。素揚げといっても、片栗粉をまぶしたほうが、味ののりもいいうえ、冷凍保存に向いている。揚がる目安は気泡が小さくなるまで。ただ、気泡はすぐに小さくなる。ここで取り出したくなるが、ここは我慢。箸で頭を掴んで油に沈めると、再び気泡が大きくなるので、沈めながら揚げていく。要は「しんまでしっかり火を通す」ことがポイントだ。
仕上げ
揚げ終わったら、油を切り、塩コショウなどを振っていただく。ここまでが食べるまでの工程だが、今回は保存方法も紹介する。
保存方法
方法は至ってシンプル。タッパーにキッチンペーパーを敷き、そこにシャコを並べていく。そして冷凍。解凍する際は、そのまま冷蔵庫内で自然解凍。食べる時はオーブントースターでチンするだけで、揚げたての食感が戻ってくる。
<松田正記/TSURINEWSライター>