大阪湾、陸っぱりの釣り人から愛される釣り場といえば、泉南だ。周囲は自然に富み、随一に水質が良く、魚種にも富む。回遊魚の反応が非常に良く、地域によってムラがあるタチウオやアジも、毎年ほとんど間違いなく入る。魅惑の泉南。その海の特徴をお伝えしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
泉南で釣れる魚種一覧
釣れる魚は本当にいろいろ。魚種に富む。回遊魚の反応が良いのが、何よりの特徴だ。
春夏秋冬の釣りものについて、簡潔に紹介しよう。
春:メバル、産卵のアジ
夏:キス、豆アジ、新子カサゴ、指三本クラスのタチウオ
秋:タチウオ、小型青物、アオリイカ
冬:メバル、良型カサゴ
その他、マゴチやヒラメやアコウも釣れる。ただ、必ずしもストックが多いわけではないので、パターンは作りにくい。ラッキーフィッシュというところだろう。
居着きの魚が大きくなりにくい
釣り人目線で見る泉南の海のちょっと微妙な点として、「居着きの魚が大きくなりにくい」というものがある。水質がきれいなので、メバルや湾内居着きのアジはお持ち帰りされてしまうのだ。魚影が非常に濃いメバルも小型が多くなりがち。
回遊魚のスピードが早いのも特徴だ。朝マヅメも夕マヅメも時合いは一瞬で、なかなか釣れ残ってくれない。昨年(2022年)のタチウオの時合いは、なんと日没から15分ほどだった。その他のアジ・サバの回遊魚も、潮が引くとアッという間に沿岸から消えてしまう。
地形の特徴を頭に入れて臨もう
以上、泉南の釣り場の雰囲気をお伝えした。特に覚えておきたいのが、地形の特徴。サーフ・遠浅・手前の消波ブロック。
この3点を頭に入れ、事前にハリを取ったジグか100均のメタルジグを投げて、ロストのリスクを軽減しながら地形をインプットしておくと、後々かなり釣りやすくなる。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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