8月28日は今年のホームグラウンドと言っても過言ではない福井県・永平寺町の九頭竜川中部漁協管内に釣行した。九頭竜川のアユは確実に終盤へ向かっているが、今年は尋常じゃないほどアユがいるので、その分若いアユも多いはず。9月後半までは楽しめる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
九頭竜川でアユのトモ釣り
9月になったが、例年になく暑い日が続く。しかしアユ釣りは終盤戦に突入している。田んぼの稲穂は首を垂れ、稲刈りを待つばかり。河原に赤とんぼが無数に飛び交い、秋の到来を示している。
8月28日、午前7時に坂東島の笠川オトリ店に到着。駐車場は満車に近い状態だった。オトリを2匹購入し向かった先は坂東島地区でも下流の通称釜渕だ。九頭竜川でも屈指の大淵で、終盤には自然とアユが集まる場所。狙いは釜渕上流の瀬や深瀬だ。
午前8時すぎに入川。すでにサオを出していた先行者はヘチ寄りで3連発したそうだ。
23cm級良型アユゲット
まずはオモリ1号と小沢式背バリで瀬肩を探る。しかし反応は皆無。15分ほどでオトリが逃げる反応があった。反応があった場所で粘っていると、コツンと小さなアタリ。サオを立てるとギューンと下流へ走る。サオを絞るが浮いてこない。
「デカそうだ」と、3歩4歩と下りしっかりサオをためる。慎重に引き抜いたアユは、23cm級の良型だ。いきなりの良型にテンションが上がる。
しかしこの後はなかなか釣れない。それでも辛抱して探ると、ポツポツ掛かるが型は18cm前後。
10匹以上釣って対岸へ渡り、朝一やった瀬肩を探るといきなり出し掛かりとなった。しかも20~23cmの良型ばかり。ただ目印がぶっ飛ぶようなアタリは少なく、コツンやモゾモゾのアタリが大半だった。引きは相変わらず強い。
深場で入れ掛かり良型連発
11時半に少し早いが昼食とした。午前中の釣果は26匹と、この時期としてはまずまず。昼すぎからは活性が上がるだろうと思ったので、移動はせずに午後からも釜淵上流の瀬で釣りを続行だ。
昼からは最初から中州へ渡り、釜渕の流れ込み付近から始めた。終盤はこうした大淵周りで釣れるはず。その予感は的中した。
流れ込みの脇や白泡下で入れ掛かり状態になった。型はバラバラで黄色いアユもいれば白いアユもいる。アタリもさまざまでコツンやモゾモゾ。活性の高いアユはギュギュやギューンだ。いろんなアユが集まっている証拠だと思う。