ライトゲームの対象魚は小さい魚なので、よほどいいサイズでないと、ドンとかっこよく撮れない。見栄えはしない、とまで言うつもりはないが、大型魚ほど映える魚ではないということだ。では、アジやメバルをどうやってカッコよく撮るか?私のやり方を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
魚種によってはバス持ちも
ライトゲームは本命以外のゲストが実に多い釣りで、チヌやシーバスもくる
実はフィッシュキャッチャーを携行しない私は、チヌは口元をグリップで掴んで映すか、こんな貧相なタックルで獲れましたという意味でメバルタックルを横に置いて撮るかしているが、この魚自体なかなかカッコいい異色の魚なので何にせよ良い。
シーバスはもうちょいカッコよく撮れる。いわばバス持ちである。ブラックバスのように口元を手で持って撮る。ただシーバスはフィッシュイーターだけあり、鋭い歯はしていなくても口元はざらざらしているし、海域によっては歯が発達している個体もいるので実はバス持ちは避けた方がいい。
でかい魚は前に突き出して撮る
よく言われるのが、魚は前に突き出して撮れ、ということだ。こうすると実際のサイズより大きく見える。確かに二人以上の釣行ならばそれもアリだろう。それにしてもライトゲーム対象魚がなかなか大きく映るとは思えないが…。
カッコよく撮ってスマートにリリース
釣って記念撮影して、バイバイ。ゲームフィッシングの作法かもしれない。カッコよく撮ってスマートにリリース。バスのリリースのように微妙な問題ではないのだから、ライトゲームは何もかも単純でいい。
もちろん、魚の持ち帰りを非推奨するものではない。その人なりの考え方と釣りスタイルがある。釣った魚はうまいし、食ってフィニッシュも良い。生命を手にかけてこそ、ある種の充実感がある。
ただ、たとえば大阪湾にはキジハタの小型(28cm以下)リリース規定があったり、また根魚の小型は繁殖のためにリリースを、といった協力要請がある。そういうルールは釣り人として守りたい。どんな魚も撮影することは禁じられていないので、上手な釣り方、上手な撮り方を身につけよう。
<井上海生/TSURINEWSライター>