ライトタックルでのルアーチヌ釣りで40cm級キビレをキャッチ【大阪湾奥】

ライトタックルでのルアーチヌ釣りで40cm級キビレをキャッチ【大阪湾奥】

久々のライトブリームゲーム。暑さのために私自身が釣りに行く気になれなかったのもあるし、海水温が高いせいで活性が低いことも容易に想像できた。しかし先日からベイトっ気もちらついている。そろそろサバくらい入ってくるかと、この日は賭けに出た。陽のある時間はジグでも投げて、マヅメからチヌでも狙ってやるかと、メバルタックル1本で勝負。

大阪府のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

アバター画像
井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

×閉じる

ショア ソルトルアー

久々のブリームゲーム

連日35℃超えが日本全国で続く。私の住まう大阪府でも、37℃くらいまでは当たり前になった。私が小学生だった時分には30℃超えでエライ騒ぎになっていた気がするが、今と昔でどっちが暑いのだろうか?人生の先輩たちに聞くと言うことが真反対だったりする。私の体感としては圧倒的に今の方が暑い。そして今の方がやはり魚の反応も厳しく感じる。

そんな状況でしばらく釣行を控えていたわけだが、いつまでも夏の暑さに負けてはいられないので、チヌでも狙いに行くことにした。8月4日である。前日に雨がちょっと降ったおかげか気温はまだマシだった。といって水温がそれくらいで下がるはずもない。夏真っ盛りの高海水温の海である。大阪湾奥は死の海といえよう。

中潮、夕刻エントリー。風はない。ベイトボールがちらつくが、ついている魚はいない。

釣りやすい環境だがなかなか返答なし

雰囲気的にはまあまあいい。日中でも曇っていることもあり、魚がこちらを視認しにくいのではないかという感じはした。アピールカラーのメタルジグをつけて放っていく。5g級とウルトラライトショアジギング。ジグサビキをつけてぶっ飛ばし、しゃんしゃんとジャーキングしていく。

ライトタックルでのルアーチヌ釣りで40cm級キビレをキャッチ【大阪湾奥】チャリコがジグサビキにヒット(提供:TSURINEWSライター井上海生)

すると大阪湾奥では珍しいことにチャリコがヒットした!かかりどころがヘンなところもあり、まあまあ引いたが、最小サイズといえよう。ただ本当にこの魚を見るのは昨年の泉南以来という気もする。こんな水質が微妙な海域にもいるわけだ。もしかしてマダイも!?

手を尽くしてハゼっぽい動きでバイト

日没後、さてライトブリームゲームに移っていく。最初はアピールカラー・ワームに重めのジグ単で、巻きスピードを意識しながらボトム攻め。この日はベイトの数が多かった。何の魚種かは不明だが、そいつらの中でワームで騙して食わせるつもりだったのだ。しかし無反応である。最近は以前までの私の必勝カラーも、地位を危うくしている。チヌが食わない。

そこでセカンドオプション的に、軽量ジグ単でクワセ専用としているナチュラルカラーにワームを変更する。ハゼっぽい動きを意識して、ボトムにベタ着けして、ザッと海底を擦るような動きを演出。ポーズとアクションを繰り返していると、ポーズに反応してバイト。

ライトタックルでのルアーチヌ釣りで40cm級キビレをキャッチ【大阪湾奥】40cmキビレ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

魚の引きの感じとしてもっとデカいのを想定したが、なかなかどうしてサイズは伸びない。そういえば私の経験上、キビレは45から上を釣ったことがない。おそらくもう少しデカいのをかけたことがあるが、水面でバラしてしまった。こんなのでも上等といえるのかな?

そのあとはアタリが止まってしまい、納竿となった。別のアングラーと「今年はタチウオがくるかどうか?」という話に一花咲かせ、「来ない」という悲しい結論に行き着いて帰宅。

惜しい一日ではあった

海の雰囲気的に気配は濃厚だった。もっとチヌでも何でも釣れたような気がする。ハゼパターンを意識しての私の攻め方が遅かったのかもしれない。とにかく何かが合わなかったようで、一尾で終了となったのはもったいないことだった。

ライトタックルでのルアーチヌ釣りで40cm級キビレをキャッチ【大阪湾奥】タチウオ再びくるか?(昨年の釣果)(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ただずっとマイクロベイトが夜になってもいるので、これは何か大型魚の襲来を呼びこむかもしれない。サワラが釣れだしているという話も聞く。その前に私としてはアジが入ってほしいが、アジが入ってくれば青物も出てくるわけで、秋のフィーバーになる前の準備は整っているとも見た。泉南でタチウオの情報も聞いたので、そろそろ私も夏バテから回復して方々を釣って回りたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
大阪湾奥