海釣りアイテムの天敵【錆(サビ)】を樹脂カラビナとステンレス二重リングで撃退

海釣りアイテムの天敵【錆(サビ)】を樹脂カラビナとステンレス二重リングで撃退

フィッシュグリップやプライヤーなど、フローティングベストに小物を身に着ける際に重宝するカラビナや二重リング、ちゃんと水洗いをしても錆びやすいものです。これらを安物にしてケチると、大切な道具も錆びが早まるかもしれません。今回は、樹脂製カラビナとステンレス二重リングの有用性について解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)

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須藤雄飛

30代。秋田県在住のアングラー。幼少期から釣りをたしなみ20代からルアー釣りを開始。最も得意な釣りジャンルはサーフフラットフィッシュ。

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海水は道具をむしばむ

タックルを大切にしているアングラーさんは、水洗いは欠かしていないと思います。しかし、いくら水洗いをしたところで特に海での釣りは錆びから逃れられません。

ステンレスやアルミは単体では基本的に錆びませんが、傷があると近くの錆びたものから錆をもらいます。傷口に入り込んだ赤さびは厄介です。見た目を悪くさせるし錆が広範囲に広がることもザラにあります。

道具がベストから落ちる?

そもそもカラビナは道具の落下防止に使っている場合が多いでしょう。カラビナが朽ちてしまったら、釣りをしている際にカラビナと道具ごと水中に落ちてしまうかもしれません。

樹脂製カラビナを採用してみよう

みんな大好き100円均一で買えるカラビナも今ではほとんどがアルミ製で、さびにくい素材を使っています。

しかし目に見えない開閉部には鉄製のバネが入っていますし、アルミは単体では錆びない素材ですが、他の物と簡単に反応してしまう金属です。錆をもらい簡単に腐食していきます。

そこで、筆者は樹脂製カラビナを使うことにしました。

樹脂なので錆びない

筆者が使用している樹脂カラビナは、開閉のバネに金属を使用していないとのことで、錆がでたことはありません。買ったときと開閉の動きが変わらず、ストレスフリーです。

海釣りアイテムの天敵【錆(サビ)】を樹脂カラビナとステンレス二重リングで撃退筆者愛用の樹脂製カラビナ(提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)

おすすめの樹脂製カラビナ

こちらの製品は、YKK社で製造しているBBCカラビナです。チャックやファスナーの製造元として有名な会社ですので、やはり安心。カラーも6色のラインナップがあるので、是非ベストの色と合わせたり好きな色を選んでファッションとしても楽しみましょう。

二重リングも要注意

近年はプライヤーやフィッシュグリップを購入すると、カラビナや2重リングが最初からついている場合があります。リーズナブルな価格帯だと特に、二重リングが鉄製のメッキされたものの場合が多いです。

磁石を当てれば鉄製かステンレス製なのかは分かるのですが、そのまま使ってみて錆が出始めたらすぐに交換でも問題はありません。

海釣りアイテムの天敵【錆(サビ)】を樹脂カラビナとステンレス二重リングで撃退筆者愛用のステンレス製二重リング(提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)

おすすめの二重リング

こちらは、ネジで有名な八幡ねじで製造しているステンレス製の二重リングです。通販でも4個入りで500円程度なので、十分安いと思います。

もちろん、最寄のホームセンターで類似品を見つけていただいても良いです。ある程度の硬さもあり錆びないから、これを取り付けた道具も長期間清潔に保てます。

何年経っても錆びなし

筆者が何年も使っているフィッシュグリップやプライヤーも、二重リングとスパイラルコード・カラビナとつなげて利用しています。フィッシュグリップやプライヤーに錆が出にくいのは、つないでいる二重リングが良いものだからかもしれません。

釣りの小物やアクセサリーの水洗いを念入りに行うのは当然ですが、それらの取り付けに使う二重リングとカラビナも良いものを使ってみてはいかがでしょうか。

海釣りアイテムの天敵【錆(サビ)】を樹脂カラビナとステンレス二重リングで撃退フィッシュグリップに接続(提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)

<須藤雄飛/TSURINEWSライター>