酷暑の2023年盛夏。青物が去って釣り物も釣り人も減った泉佐野一文字で落とし込み釣りを満喫。実質3時間半の短期決戦で、岩カニのエサを食わせて良型のサンバソウ2匹を手にすることが出来た。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)
泉佐野一文字で釣り
青物が回遊していた時期は始発便が満船、さらに波止上でポイント争奪バトルが展開される盛況ぶりを見せていた泉佐野一文字も、青物が去り、タコ釣りも禁止の釣り場となれば、訪れる釣り人は少人数。そこを逆手にとって8月11日のお盆三連休の初日に釣行を決めた。
青物シーズンには、深夜未明に現地入りして車中泊を覚悟するぐらいでないと始発便には乗船できないが、当日は朝4時に現地入りしても余裕。葵渡船の4:30出船の始発便に乗船したのはわずか10人ほど。
ルアーマンは2人だけで、その他はアジ狙いのサビキ釣り、フカセ釣りなどのエサ釣りの人と、様相は様変わり。葵渡船の乗船手続きやライフジャケット規格に関する主な注意事項などは、ホームページの「お知らせ」に掲載されているので、事前に確認しておいてほしい。
1番の船着き場で降りる
泉佐野一文字の船着き場は6か所あるが、私は1番の船着き場で降り、準備にかかる。私は釣り座を移動するチヌ(クロダイ)狙いの落とし込み釣りなので、北端の赤灯台付近に集まった常連たちとは距離を置く。クの字に折れ曲がった3番と4番の船着き場で降りた人もいるので、波止上はガラ空きだ。
なお、泉佐野一文字の形状と船着場などは略図のとおりだが、詳しい解説は、以前の投稿をご覧いただきたい。
合わせて、落とし込み釣りを私なりの視点で綴った投稿も参考になれば幸いである。
酷暑対策が必要
当日の最低気温は26℃、最高気温は36℃という酷暑。人間は言うまでもなく、釣りエサも酷暑対策が必要だ。
当日は最寄りの釣りエサ店のTポートで、岩カニとミジ貝を入手して持ち込んだが、どちらも生き物なので、海水バケツに入れて生かしておき、必要な分だけをエサ箱に取り除けるようにしたい。
海水はこまめに入れ換えることが必要だが、海水バケツの水温はいくら入れ換えてもすぐに上昇して、岩カニは弱って全滅してしまう。そこで当日は冷凍ペットボトルを漬けて海水温を下げる酷暑対策を施した。