今年は例年になくキスが数、型ともに好調に釣れていて、7月11日、午前中の用事を済ませて午後から夕方までの3時間勝負で出掛けた。福岡・宗像市にあるヨシダ釣具店で2人分、3時間程度の釣りで砂ゴカイを30g購入。前回好調だった遠賀郡岡垣町の汐入川の河口へと向かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・鶴原修)
アジングタックルでキス釣り
到着するとすでに若者が先端で釣りをしていたので、邪魔にならないようにその手前で準備に取り掛かる。仕掛けは市販のオモリ4号に3本バリ仕様のいたってシンプルなキス釣り仕掛けで、ロッドとリールはアジング用だ。
1投目から20cm級キス
砂ゴカイの頭を取ってきれいにハリに装着。前回もちょい投げで釣れたので、まずは少しでも深くなって見える場所を狙う。すると1投目にしてゴンゴンとロッドを叩く明解なアタリ。
ただキスは乱暴に砂ゴカイを首を振って食いちぎろうとしてハリに掛からない場合も多いので、アタリからすぐにアワせるのではなく、一度サオでハリに掛かっているのか聞きアワセをしてからゆっくりとロッドを立ててリールを巻いて寄せてくる。
河口が近いので、たまにヒイラギやフグが釣れるが、今シーズンはエサ取りの姿も少なく高確率でキスが釣れる。それも20~23cmの良型キスもロッドを大きく曲げてくれる。
41尾の本命を確保
アタリがなくなると、河口付近を狙うとまたアタリが。この日は海底の砂のデコボコを「トントントン」と1mほど速めにすり、3秒程度ステイさせて狙うと面白いようにキスがヒット。前日降った雨で高活性になっていたのか?
夕飯にキス天を食べたいので4時すぎには釣り終了。20cm以下のキスもいたが、計41尾のキスをお持ち帰り。
短時間だったがエサ代も安価で楽しめ、食べてもおいしいキス釣り。この時期、熱中症対策は必要だが、暑かったら砂浜で足を浸かりながらできるちょい投げキスは、ファミリーフィッシングにもお勧めだ。
<週刊つりニュース西部版APC・鶴原修/TSURINEWS編>
汐入川河口