第49回のテーマは「M-1に賭ける意気込み」。2023マルキユーM-1CUP全国へら鮒釣り選手権大会決勝に向けての試釣。竿8尺メーターセットに手応えを感じた吉田は、さらに次の手を投じた。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
後差し粒戦に活路
記者には何が違うのかさっぱり分からないんだけど、かいつまんで説明してくれる?
「ようするに開き方の違いですね。粒戦は入れれば入れるほど比重が付いてさらに開きが速くなるのはご存じですよね」
それはわかる(笑)。
「ですがすでに粉材の中で圧着している粒戦と、後から差し込んだものとでは比重は同じでも開き方が断然よくなります」
つまり雨のように落ちる粒の量が増えるってこと?
「単純明快に言うならそういうことになりますでしょうか」
ということはアピール力が増して、強いては寄せ効果につながっているってことかな?
「はい。入れれば入れるほど開きはよくなりますし、少なくすればバラケを持たせる方向にも持っていけます」
つまり自在性があるってこと?
「ですね」
でも、それって吉田が言うところのパズルの駒を増やしたことにならないのかな?
「そうなりますが、小分けしたバラケでやるぶんには後戻りできますから」
次回も「M-1に賭ける意気込み」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>