今年もシロギス釣りの盛期がやってきた!初心者でも手軽にちょい投げでも楽しめる魚だが、広いサーフで硬い投げ竿をぶん回して遠投するのは実に爽快だ。今回はそんな爽快さと小気味良い魚信を求め三重県津市に向かった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・永井航)
広いサーフで投げキス釣り
釣行前の下調べによると今年もシロギスは良く釣れているようで、多い人は3桁釣果との情報も。しかしながらチャリコが多く、場所によってはかなり邪魔されてしまうとの話もあった。
去年は全く見なかったチャリコだが、年によっては湧くのかもしれない。調べたところ総じてキスの釣況は良さそうで、妻に「晩飯はキス天じゃい」と高らかに宣言しての出発となった。
ちなみに今回の釣果目標は35匹。正直なところ、50匹以上釣るとその後の処理が憂鬱である。昨年何度か釣りすぎて、釣行後に辛い思いをしているため、今回の目標は満足に食べられて、食べる前の過程も苦にならない程度の数字をささっと釣り上げて切り上げることにした。(70匹以上釣れた際の処理方法はぜひ教えていただきたい。)
またこの季節はなんといっても暑い。とにかく暑い。さらに直前に一日中泳ぎ釣りをしハタを釣ったりと疲労もある。無理せず手軽に夕食を釣るのがベストだろう。そんなことを考えながら朝焼けの都市高速を駆け抜け釣り場を目指す。
当日の様子とタックル
釣り場に着いたのは6:30頃と既に明るい時間だったのもあり、既にちらほらとキス釣り師がみえる。私も負けじとエントリー。
今回のタックルは33号405cmの投げ竿にキス専用リール。糸はPE0.3号。錘はデルナー33号。仕掛けは自作キス仕掛けで針数は7本。持ち物は少なく、ポッケに予備の錘1つと仕掛け。
餌と飲み物はクーラーに。キス釣り用のクーラーでカッコよく決めたいところではあるが、私のキス用クーラーではこの時期、特に欲しい飲み物のキャパが限られるので一回り大きい汎用クーラーを持ち込んだ。
チャリコの中に本命が針掛かり
1投目は6色弱に投げ込むとすぐにキス特有のアタリ。追い食いを少し待つも続かなかったのでサビくと1匹だけにしては重い。これはゴミが絡んだと判断し回収するとキス1匹に6匹のチャリコ。針が埋まってるということではパーフェクトだが、海底はチャリコ絨毯かもしれない。
とりあえず1投目からキスが釣れたのは良いが、チャリコの邪魔は困るので2投目は4色弱の手前に投下。こちらもキスのアタリが出たので待ってみるとやはりチャリコも来てしまう。
メゴチも釣れたので、海底は賑やかそうだ。場所をずらしてもチャリコ絨毯は変わらずだったが、キスの針掛かりは非常に良いという状況。
私は上手ではないので、この場合の効率的な方法がわからない。しかし、いちいち針からチャリコを外すのが面倒なので、追い食い狙いはすっぱりやめてアタリが出たら即回収の回転で勝負に転向。