7月8日（土）、早朝に狙った磯場での釣果がよかったので、今度は港内でクロダイを狙うことに。南西風がやや強く、ときどき小雨が降っているので、駐車スペースから距離が近い乙浜港で竿を出した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛）
TSURINEWS編集部
乙浜港でウキフカセ釣り
6時ごろ到着。釣り人はほとんどおらず、港内は静かだ。海は少し濁りがり、クロダイ狙いにはよさそうな条件。
当日のまきエサは、オキアミ3kgにマルキューのチヌパワームギスペシャル1袋とオカラだんご1袋を混ぜ合わせたもの。黒鳳STを使用した立ちウキ仕掛けを用意して、付けエサには生オキアミと練りエサを準備した。
乙浜港の概況図（作図：週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛）水深を測り、タナは海底スレスレの5m付近で開始。エサ取りが皆無なので、生オキアミでも十分通用する。
海面に漂っているウキを見ていると、スポンと入った。アワセるとハリ掛かりして、クロダイの幼魚（チンチン）が釣れた。
小気味いい引きで本命登場
その後もエサ取りは少なく、オキアミが残った状態で仕掛けを回収すると、ショゴ（カンパチの幼魚）が数尾追っかけてくるのが見えた。活性が高そうだったので、小型ジグを付けたライトタックルで狙う。だが、ルアーへの反応は悪く、フカセ釣りを再開。
遠投して狙った（提供：週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛）遠投して漂っているウキをボーっと眺めていると、スッと抑え込んだ。クンクンと小気味いい引きで上がってきたのは、25cmほどのきれいなカイズ。これをキープして次を狙う。
再開して早々、ウキに怪しい反応。少しタナを浅くすると、明確な反応が現れた。アワせると重量感こそないものの、小気味いい引きが伝わってくる。上がってきたのは30cm級クロダイ。
37cmキャッチでサイズアップ成功
夕刻が近づき上げ潮になっているので、水深を測り直して狙う。アクセントをつけるため、まきエサをドンドン撒いてアタリを待っていると、立ちウキがスッと抑え込んだ。すばやくアワせると、この日一番の竿絞りに良型を確信。魚との距離を縮めていく。
魚は沖に向かって疾走したが、一転して足元のロープに向かって突進してくる。全速でリールを撒いて阻止。ロープ際ギリギリで強引に止める。慎重なやりとりの末に上がってきたのは、精悍な顔つきの37cmクロダイ。
釣り場の様子（提供：週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛）追加を期待したが、まきエサが残り少なくなってきたので、足元をきれいに洗い流して16時に納竿した。
乙浜港は大規模港で、家族連れにも人気が高い。停泊している船や作業の邪魔にならなければ、さまざまな魚種が楽しめる貴重な釣り場だ。長く楽しめるように、ゴミや汚れは残さずにマナーを持って楽しみたい。
＜週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛／TSURINEWS編＞
乙浜港
