7月6日、私と友人で福井県敦賀市の敦賀港に向かった。今回は今年初のイカメタルに挑戦だ。この釣りの道具立てはシンプルで、軽量ロッドとカウンター付きのベイトリールがあれば誰にでもできる。集合時間の相当早い時間に到着したが、すでに駐車スペースは多くの車があった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・土屋英孝)
敦賀沖でイカメタル釣行
受付を済ませ釣り座の抽選で、私たちは中央やや船尾寄りでゆっくりとポイントに向かった。いつも思うのだが、船上からの夕日は格別だ。
小1時間の航程でポイントに着くと、アンカーが下ろされた。しかし、遠くを眺めるとマグロがバンバン跳ねている。それを見て少々不安がよぎった。
「用意できた人からゆっくり始めてください。水深は90mです。まずは底を狙ってください」と、さわやかな船長の合図で釣り開始。
私もタングステン25号に小さなエギを付けて、ゆっくりと仕掛けを落とした。5分ぐらいした時に、船尾の釣り人がナイスサイズのマイカをキャッチした。「今1匹上がりました~」とアナウンスが入ると、乗船者の集中がうかがえた。
しかし、前で数匹追加があったようだが、私たち2人には何もなかった。そして、辺りが暗くなるのを待って照明が点灯された。
にわかに船中ヒット始まる
いよいよ本番なのだが、私はここで夕食。コンビニで買ったサラダ巻きを食べながら、ゆっくりと誘いを入れていた。潮は3枚潮のようで、途中しっかりとサミングをして、ラインの角度を修正していった。
タナは50mぐらいまでを探る。まだまだ周りでもヒットのアナウンスはないが、午後8時すぎぐらいからボチボチヒットが出始めた。その度に「40mで今上がりました~!」と景気づけのアナウンスが上がる。
私にも一度小さなアタリがあったが、アワせられず。集中していると隣の友人にヒット。「何m?」、「45m」と簡単な会話で集中力が増した。
しかし、連続ヒットにはならず、また静かに時が流れた。そして、私にやっとヒットがあったのはその10分後。50mから3mぐらいずつ誘い上げて待つを繰り返していた時、44m付近で小さくティップに戻りのアタリが出た。
待望の本命顔見せ
それをスイープにアワせると、しっかりと重みが乗って初ヒット。ようやく胴長20cmぐらいのマイカを手にした。船長の写真撮影に満面の笑みで応え、イケスにポイ。
それから連続ヒットもあったが、群れが小さいのか沈静化するのも早かった。今年初めての釣りだったせいか、揺れる船上で立ちっぱなしのおかげで足がガクガク。それでも私の隣の釣り人が、スピニングでキャストしてうまく掛けていたのはあっぱれだった。
日付が変わるギリギリまで頑張って私の釣果はマイカ13匹、スルメイカ1匹だった。この日のトップ釣果は23匹だった。まだまだ夜遊びのマイカ釣りは始まったばかり。これからできるだけ楽しみたいと思っている。
<週刊つりニュース中部版APC・土屋英孝/TSURINEWS編>
出船場所:敦賀港