筆者がメバルに魅了されてメバリングを始めたのはたった一年前のこと。目標の尺メバルに堤防で出会うことにこだわり、試行錯誤を重ねました。気付けば一年間で300匹以上のメバルを釣り、遂に2023年初春に尺メバルを3本キャッチ。今回は、そんな私が堤防尺メバルチャレンジで大切だと感じたタックルセッティング、ジグヘッド、ファイトについてまとめました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ヨウスケ)
尺メバルとのファイト
尺メバルをバラしてしまった経験と、キャッチした経験からファイトのコツを3つ紹介いたします。ファイトのコツはこの3つ!「ドラグの設定」「追い合わせ」「根からの浮かせ方」です。
ドラグ設定は緩めすぎないこと
さて、「ドラグ設定」についてですが、皆さんは、ドラグ設定の目安はありますか?
アジングとエギング出身の私はつい緩めのドラグ設定で「ジャージャー」とドラグを出されてメバルに根に潜られてしまっていました。
大型メバルはパワフルで、大型になるほど一気に海藻やテトラなどに突っ込んでいきます。そのため、タックルバランスやラインシステムの強さから必要以上に走らせないドラグ設定が大切だとわかりました。
例えばジグヘッドを掴んでしっかりとロッドを曲げた状態でドラグが「ジジジ」と少し出る程度に設定すると良いと思います。あくまで目安ですので自身のタックルでベストを探してくださいね。
追い合わせでバラシ軽減
さて次に、「追い合わせ」についてです。魚が掛かってからもう一度フッキングを入れる追い合わせは本当におすすめです!
追い合わせをしていなかった2022年春と、追い合わせを覚えた2023年春では25cmを超えるメバルとヒラスズキのキャッチ率は30%程アップしました。
当初は、大型魚のハリはずれの多さに困っていました。おそらく、大型魚の口が硬いこと、ライトロッドの柔らかさが、アワセの力を吸収してしまうためだと考えています。
今ではヒットした瞬間、「でかい!!」と感じたら必ず追い合わせを入れる習慣が付きました。
※追い合わせでキャッチした60㎝を超えるヒラスズキ
ラインの手持ちで根から浮かせる
そして、最後に、「根からの浮かせ方」についてです。皆さんは魚が海藻などの根に潜ってしまったときにはどうしているでしょうか?
「竿を張らず緩めずにして待つ。」という人が多いのでは何でしょうか?私は次のような方法で対応します。
そう、ラインを手持ちです。これは漁師さんに教わった方法で、根から魚を浮かせることに大変効果的!(大型魚になるとラインで手が切れるなど、大怪我の危険がありますので必ずグローブを着用して無理をしないでください)
私も以前はロッドを立てラインを張らず緩めずで待っていたのですが、いざ動き出しをロッドで捉えても、また根に潜ってしまうことが少なくありませんでした。
やはりライトタックルの柔らかさが魚の再度の突っ込みを許してしまうのでしょう。実際に私が尺メバルを釣り上げた時にも、3回中2回海藻に突っ込んでしまいました。
慌てず、立ち位置を変え、ラインを手で持ち、直接の引っ張り合いをゆっくりと行います。少しでも浮いたら一気にラインを手で引っ張り、魚が浮いたらリールに持ち替えて巻き上げます。
タイドグラフとの関係性
終わりに、もう一点だけ重要なことがありました。こちらをご覧ください。
これは、尺メバルをキャッチした時のタイドグラフとヒットのタイミング。私は有望なポイントに1年間通いつづけ、記録を取っていく中で、大型のメバルがヒットしやすい潮のタイミングが、大潮の満潮前後であることが記録をとりながらわかってきました。
実際に尺メバルをキャッチしたタイミングは毎回ほぼ一緒でした。同じ地域やポイントに季節や潮のタイミングを変えて、詳しくなることも釣りではとても大切なことだと改めて気付かされました。
私の1年間の堤防尺メバルチャレンジの記録はいかがだったでしょうか?最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんが最高のメバルに出会う喜びの一助になれば幸いですが、貴重な自然と資源には限りがありますので必要以上のキープはやめて小型はリリースしてあげてくださいね。
それではまたお会いしましょう。
<ヨウスケ/TSURINEWSライター>