サーフの投げ釣りで19.5cm頭にキス134匹【三重・阿漕浦海岸】群れ大きく今後も期待

サーフの投げ釣りで19.5cm頭にキス134匹【三重・阿漕浦海岸】群れ大きく今後も期待

6月10日、台風のニュースが飛び交うなか、伊勢湾寄りは夕方に天気が崩れる予報だったので、三重県津市の阿漕浦海岸へ出かけてみた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・横山准司)

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海釣り 投釣り

阿漕浦海岸でキス投げ釣り

今年のサーフからのキス釣りは、どこもあまり良くないようで、型が小さく、数も少ない。北陸方面の一部では良型が釣れているようだが、全体としては不調だ。

6月に入ると、キスの数が増え、良型がかなり交じるようになる。私が住む三重県でも数は増えてきたが、いまだに小型が多く良型が交じらないようだ。情報は収集しているが、最終的には実際にサオを出さないと分からないので、運を天に任せて出撃している。

サーフの投げ釣りで19.5cm頭にキス134匹【三重・阿漕浦海岸】群れ大きく今後も期待投げ釣り仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版 APC・横山准司)

当日の潮は小潮、満潮が午前10時12分、干潮が午後4時57分。午前の引き潮が4時41分なので、上げ潮から下げ潮にかけての釣行となる。

午前中は穏やかで、午後から東の風が吹く予報だ。この海岸は東方向を向いているため、東の風が吹くと波が立つ。伊勢湾は西寄りの風がよく吹くので、海は風に押さえつけられてあまり大きな波は立たない。海が穏やかなときは小型のキスが多くなり、東の風が吹いて波気が出ると警戒心が薄れるのかサイズが良くなる。今回は午後から東の風なので、後半に良くなるような気がする。

アマモが多い状況

阿漕浦海岸の駐車場は現在規制があって朝は少ない台数しか駐車できないので、午前3時半ごろ起床して家を出た。現地には4時45分に到着。車を止めて護岸に上がると、すでにキス釣り師やルアー釣り師が適当な間隔で釣りをしていた。

取りあえず、昨年に良い釣果を得ている防潮堤工事の方向(矢板が打ち込んである場所近辺)でサオを出すつもりだ。矢板の傍には他の釣り師がいたので、邪魔にならないよう少し手前に入る。周辺にはアマモやゴミが散乱しており仕掛けを置く場所に苦労しそうだ。

サーフの投げ釣りで19.5cm頭にキス134匹【三重・阿漕浦海岸】群れ大きく今後も期待19.5cmを頭に134匹の様子(提供:週刊つりニュース中部版 APC・横山准司)

キスが小さく波気がないので、オモリはフロートタイプの25号、テンビンは半遊動タイプ、ハリはシロギスファイン4号12本、エサはイシゴカイ。

まずは3連で本命登場

エサを付け、第1投は4色半(1色は25m)へ投入。着水を確認し、イトふけを取り、仕掛けが絡まないように少し手繰り寄せてから探り始める。海が静か過ぎて警戒心が高いのか、それともいないのか、なかなかアタリが出ない。1色ほど探っていると小さなアタリが出た。半遊動なので取れるが弱々しい。1色残して仕掛けを回収すると、小型のキスが2連で掛かってきた。駐車規制で人が少なく場荒れしていないのではと考えていたが、少し期待外れだ。

2投目は5色半へ投入。アマモの生息帯に仕掛けが落ちたようなので、無理して引かないようにポンピングしていると、なんとかトラブルを回避できた。エサが外れた可能性もあるが、探って様子を見る。

時々シモリなどに引っ掛かるが、このような場所には良型がいる。4色を切った辺りでアタリ。あまり大きくはなさそうだ。1色半ほど残して回収すると、キスが3匹掛かってきた。群れが小さいのか、連掛けの数が少ない。昨年の今ごろはもっと釣れていた。

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