スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!

エリアフィッシングをやっていくにつれて「こんなカラーがあれば」や「いい色だけどもう少しアピールが欲しい」など痒い所に手が届かないこともある。そうなれば自分で塗ってしまおうと考えインターネットを駆使して自塗りでプラグやスプーンを作り始めた。現在のところ、本格的なエアブラシにはまだ手が届いていない。しかし、当初はカラーマジックなどの簡単な改造だったところから、スプレー缶を使いルアーを作成するにまで至っている。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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トラウト ルアー&フライ

自塗りでスプーンをリメイク

私の場合、基本的に自塗りのためにスプーンを買う事は少なく、激しく使用して塗装が剥がれてしまったものをリメイクしたり、フリマサイトで中古品を購入したりしてリメイクを楽しんでいる。基本的にはゴールド系やシルバー系の放流狩りカラーが作成しやすい。その作成方法を説明したい。

1. 古い塗装を落とす

最初にネイルリムーバーなどの除光液に一晩~二晩程漬けて古い塗装を落とす。漬けただけで塗装が落ちていなくとも、流水で流して爪や古い歯ブラシなどで擦ると簡単に落とすことができる。

一度水を切った後、食器洗い用の中性洗剤でブランクスを洗う。この作業が大切で、手の油分や汚れ落としの最終工程となる。

2. メタルプライマーを塗る

水気をふき取ったらメタルプライマーを塗装する面に塗って乾燥させる。私の場合は最低2時間置くようにしている。急ぐ場合はミッチャクロンなどスプレータイプのものあり乾燥がより速い。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!メタルプライマーを塗っていく(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

3. 下地塗装をする

メタルプライマーが乾燥した後、下地塗装を行う。基本的にはホワイトをベースにすることが無難であるように感じる。ベースホワイトは厚く塗りすぎるとスプーンの動きが悪くなるので極力薄めにかつ全体をまんべんなく塗ることが大切である。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!ベースカラーを塗った状態(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

4. 塗りたいカラーを重ねる

下地を塗った後は良く乾燥させる事が重要で1時間~2時間程度で完全に乾燥する。その上から塗りたいカラーを重ねていくが、塗る時のコツとして少量ずつ塗ることをおすすめする。

塗りすぎると元に戻す事は出来ないが(もう一度ネイルリムーバーで落とす所からスタート)、少量ずつ塗る方が調整は効きやすい。

今回の塗装

今回の塗装のテーマは放流スタートダッシュ用とセカンド系をテーマに塗った。右端はロデオクラフトのノアBをベースにした「黒点マンゴー」ワイドな動きとその中の飛ばし塗装をした黒点がポイント。

次に右から2番目は同じくロデオクラフトのジキルJrをベースにした「シルバーオリーブ」。ノアに比べて動きは大人しいが表面にラメとUVマーカーでケイムラ加工を施しており曇天でもアピールできる仕様にしている。

3つめが赤色を飛ばし塗装した「血飛沫」、左端は先端のグリーンを差し色にしつつホロリウムをボディーに散りばめたタイプで「半熟マンゴー」と名付けた。

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