エリアフィッシングをやっていくにつれて「こんなカラーがあれば」や「いい色だけどもう少しアピールが欲しい」など痒い所に手が届かないこともある。そうなれば自分で塗ってしまおうと考えインターネットを駆使して自塗りでプラグやスプーンを作り始めた。現在のところ、本格的なエアブラシにはまだ手が届いていない。しかし、当初はカラーマジックなどの簡単な改造だったところから、スプレー缶を使いルアーを作成するにまで至っている。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
千早川マス釣り場にて実釣
完成したスプーンをワレットに入れて週末の午前中より地元の千早川マス釣り場へテストを兼ねた釣行を実施した。梅雨時期ではあるが、気温が上昇すると共に水温もマスの適水温を少し越えるようになり全体的に渋い状況であった。
最初は以前塗装したイーグルプレーヤー50slim/GJで活性の良い魚を釣っていく。流れのある場所に入っている個体はイーグルプレーヤーの速い動きにも反応してポツリポツリと拾うことができた。
放流タイムに突入
そうこうしている間に午前の放流タイムとなった。上池にいたが下池へロッドとスプーン、リリーサーだけを装備して放流場所へ。塗ったマンゴー系カラーをスナップで結束して準備。放流が終わって放流場所の至近距離から撃っていく。
シルバー系が好調
放流直後は比較的近い場所を撃つことでハマる事が多い。徐々に遠距離になっていったり少し時間が経つと浮いてくる場合はカラーチェンジのみならずウェイトも交換してアタリルアーを探すことも重要である。
放流直後用の派手なマンゴー系カラーでヒットが無くなった。ここで金メッキパターンから差し色のシルバー系にチェンジする。この日はセカンドカラーのこのシルバー系オリーブが完全にハマり、怒涛の入れ食いラッシュとなった。
スプーンのカラーなのか、それともスプーンの形状が当たっているのか、検証はできなかったが、沖に溜まった放流残存個体が次々とヒットした。
塗装が剥がれるほどヒットする結果に
3度の放流で釣れた個体は合計して50匹程度、地の魚は主に表層に浮いている個体が多く0.4g~0.6gのスプーンのボトムからの巻き上げとシェイク巻きで釣ったが、これほど自塗りのスプーンが効くことは今までなかったので、釣果に驚きを隠せなった。
しかし、使い込み過ぎたスプーンは1回の釣行で塗装が少し剥がれていた。ここまで釣れるとは想定外(笑)であった事もあり、仕上げのクリア塗装を1回にした事も原因と思われる。強度をもう少し上げるにはやはりウレタン系のコーティングも必要かと感じた。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>