GWが終わり、まもなく梅雨である。冬から続いたメバルシーズンも終わりが見えているが、梅雨まではまだ楽しめる。特にこの時期のメバルは力強い。雨に降られながらでも狙う価値が十分にあるので、釣行に出かけた様子をお伝えしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)
マッチョメバル狙いのルアー釣り
春告魚と書いてメバルと読む。冬の寒い時期から釣れ始め、春になる頃に最盛期を迎えるこの魚は、冬の魚としての認知度が高いだろう。実際、陸から釣る他の魚と比べ低い水温を好む為、冬~春に釣りやすい魚である。
12~2月頃に産卵を行う関係上、真冬は比較的釣りにくくなり、春になると産卵から回復した個体が釣れ始める。
春告魚は梅雨でも元気
梅雨ごろになるとアオリイカや真鯛といった他の好ターゲットが増える為、メバルを狙う人は少なくなってくるが、メバルもちゃんと釣れる。
特にこの時期のメバルは産卵後のダメージが完全に回復し、高水温から逃げられる深場に戻るために筋肉モリモリになっている。冬に釣れていたメバルとは比較にならないほどの、フナと見紛うほどの体躯を持って強烈な引きをアングラーに楽しませてくれるのだ。
生い茂る海藻帯を攻略
5/11(木)小潮、21時頃に最干潮。この日は北九州付近の地磯にエントリーした。今年はまだメバルの釣果が出ていない場所だが、根気強く通っていたエリアだ。風はほぼ無風で釣りのしやすい夜。
水温が上がるにつれて海藻も伸びてジグ単ではかわしきれないようになっている。フロートリグで探る。15gフロートにジグヘッド0.4gの完全に浮く状態で表層付近を狙う。
流れに乗せて巻いてきても反応がないのでロッドティップでシェイクを時折混ぜるようにすると、ルアーにアクションを与えた直後にバイトがあった。
ピカピカのシーバスであった。アクションさせすぎるとこちらがヒットしてしまう。楽しませてくれる魚ではあるが、メバル狙いにおいては少しパワーが強すぎる外道である。