アユのトモ釣りおすすめ河川:櫛田川上流【三重】アユの放流量が多い有力ポイント

アユのトモ釣りおすすめ河川:櫛田川上流【三重】アユの放流量が多い有力ポイント

5月に入ると、和歌山県以外の関東地方からも早期解禁情報が入ってきた。いよいよアユ釣りシーズンの開幕。今回も、アマゴでよく紹介している三重県松阪市飯高地区を流れる櫛田川上流を紹介したい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石橋英之)

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淡水の釣り アユ釣り

櫛田川のアユ解禁日

今年の解禁は6月18日。放流は湖産1400kgを波瀬川中心に放流されている。昨年まで実施されていた下流での海産遡上のくみ上げ放流は諸事情により、この原稿を書いている5月上旬には行われていない。

櫛田川上流は大きく本流と波瀬川に分かれる。国道166号線を奈良方面に走ると、1つ目のトンネルを抜けた田引地区から上流の森地区合流点までが本流。

森の蓮川には蓮ダムがあり、初期の本流は水温が低く、7月以降が狙いめ。だが放流も少なく、数釣りは期待できない。しかし水量は多く、型も上流域より大きい。波瀬川でお土産を確保し、本流で釣趣を楽しむのもおすすめだ。

アユが釣れるポイント

森地区で蓮川と波瀬川が合流する。国道沿いの波瀬川はダムの影響を受けず、放流量も多く水質も良くおいしい魚が釣れる。

湖産が放流されているため釣りやすく、渓流相で一度サオが入るとしばらく数は出ない。反応が悪くなったらポイントを変わるか、足で稼ぎたい。場所によっては両岸が切り立って、川通しが難しい所があるので無理は禁物だ。

蓮川は合流からダムまで放流されているが、水質は良くなくお勧めできない。ダム上はダム湖産の遡上物が楽しめるが、昨年は芳しくなかった。駐車スペースが限られ、昨年もUターンし帰っていく車を見かけた。

さて今回は波瀬川から2カ所紹介したい。

1. 倉橋(森地区)

森の合流から国道を進むと、1つ目の橋が鍋倉橋だ。アプローチは橋のすぐ手前を左に入り1本目を右に曲がると橋下をくぐった所に駐車スペースがあり、ここからアプローチできる。

橋から下流はしばらく右岸側に岩盤が入っており、ここは昼からのポイント。下流の旧鍋倉橋手前の開きがメインポイントで、頭大の石がびっしり入る浅トロが続き、朝一は群れアユ狙いの泳がせ釣りがおすすめだ。

アユのトモ釣りおすすめ河川:櫛田川上流【三重】アユの放流量が多い有力ポイント鍋倉橋の下流(提供:週刊つりニュース中部版APC・石橋英之)

橋の下流は10時以降がねらい目

10時ごろには瀬肩の波立ちにナワバリアユが着きだすので、引き釣りでテンポよく狙おう。旧鍋倉橋下流はガチャガチャのポイント。狙いは昼からだが、いれば一発で掛かる。右岸側を釣った後は、右岸側から左岸側の足元も忘れず狙おう。

この下は開きになっており、下流の中州から上流に向かって静かに泳がせで狙う。ここから下流は絞り込みや落ち込みなど、変化に富んだポイントが続く。短ザオでオモリを使い、しっかり底に沈めよう。やる気のある魚が狙えるが、逆に一度抜かれるとしばらく掛かりにくい。

橋の上流は丁寧に狙う

橋上流はすぐに短い瀬がある。人気ポイントで常にサオが入っていると思うが、石1つ1つを丁寧に狙う。瀬の上にトロ場があり、ここも魚がたまるポイント。朝一は群れており、魚が掛かると散ってしまうが、時合いがくれば下流の瀬か上流の瀬に入る。その時間帯を逃さず攻めの釣りをすると、数が伸びる。

ここから上流は瀬と落ち込みが続くが、岩盤絡みのポイントのため昼からが良い。500mほど釣り上ると、笠松のエン堤がありここも人気ポイント。エン堤から下流鍋倉橋までは専用区になっており、一日遊べる。

アユのトモ釣りおすすめ河川:櫛田川上流【三重】アユの放流量が多い有力ポイント鍋倉橋の上流(提供:週刊つりニュース中部版APC・石橋英之)

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