釣り場には水中の魚以外にも、さまざまな「生き物」が見られる。たとえばフナムシ、小ガニなど。その他「動物」でいえば猫や鳥もそうだ。意外に釣りのヒントになるので、彼らの姿は軽視することができない。今回は、釣り場にいる生き物や動物が意味することを考えてみる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
フナムシはなにを意味する?
つぎに、フナムシなど生き物の姿はなにを意味するのか考えたい。
直接魚のベイトになる、フナムシや小ガニ。チヌはイガイも食うので、足元を確認してみるといい。フナムシは藻や生物の死骸を食べる習性があって、海の掃除をしているといわれる。そんな彼らも海に落ちてはうまく泳げないので、チヌやカサゴやメバルなどに食べられてしまうようだ。
ちなみに英語圏では「ワーフローチ」と呼ばれ、日本でいうところの例のヤツみたいに嫌われているらしい。
プランクトン類
海中に発生する生き物でいえば、サルパやクラゲがいる。
どちらも光に集まりやすい性質があり、微生物を食う微生物のようなものだが、クラゲはもう少し高等な生き物で、「刺胞動物門」という分類になるらしい。プランクトンのほかに、魚の幼生などもその触手を使って食べる。要するにプランクトンや稚魚が多いところに棲むのだ。釣りのヒントとなりえるか?
着いた魚とベイトを見極める
以上のように、沿岸の動物や生き物の姿は釣りのヒントとなる。
とくにリバーアジングで鵜の姿は、本当にありがたいヒントだ。ポイントだというサインが出ていて、筆者は釣り損ねたことがないようにすら思う。
フナムシは、捕まえてそのまま足元に落とせば、生エサとなるので釣れやすいのだろうが、気をつけてほしい。フナムシはたまに噛むのだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>