4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全て

4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全て

ワカサギは冬を代表するターゲット。初心者でも手軽に楽しめるのが魅力だ。近年はその人気に伴いテクニック、タックルも進化してきている。しかし、最新テクニックを知るにはまず基本が大事。今回はワカサギの定番、ボート釣りの基本をおさらいしつつ、最新テクニックまで紹介したい。

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淡水の釣り ワカサギ釣り

コレが最新タックルだ!

近年主流になりつつある電動リールタックル。

魅力は「簡単、軽い、早い」だと思う。

仕掛けを落とす際は、スプールをフリーにするレバーを指で動かし、着底すればレバーを戻す。誘いを入れアタリがあれば、アワせて巻き上げボタンを押す。オートストッパーで仕掛けが止まる。手巻きだと時間がかかって効率が悪いが、電動は簡単で早い展開の釣りができるのでおのずと釣果も伸びる。

軽いので疲れないしコンパクトなので、ポケットにも入る。値段は安い物で5千円前後。高いものでも1~2万円で、他の釣りに比べれば安く済む。一度手にしたら手放せないアイテムだ。

最新の電動リールは、誘いまで自動でやってくれる機能が搭載されている。そして電動リールに付ける穂先も進化しており、各メーカー毎年さまざまな穂先をリリースしている。

最近では先調子で長めの穂先がはやっている。手巻きリールタックルでは、どうしても穂先が硬く繊細なアタリが取れない。電動用の穂先は基本しなやかなので、繊細なアタリも取れる。

4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全て電動タックルが主流になりつつある

ワカサギ釣りの仕掛けは?

ワカサギ仕掛けのハリ数は5~7本が基本で、多いものは10本以上のものもある。10本以上のハリが付いた仕掛けは、全長が長いので広い範囲が探れるが、扱いにくい。中層狙う際は効果的だ。

底狙いが中心のときは手返し重視で、5~6本バリがいい。ハリの種類は「袖型」と「狐型」があり、状況により使い分けるといい。

袖バリはバレにくい形状なので、活性が高いときや水深がある場所で。

狐バリは吸い込みがいい形状なので、低活性時や小型中心のときが向いていると思う。号数は1~2号を常備しておくと、広く対応できる。

また最近ではハリが金色のものがあり、雨、朝マヅメ、曇り、濁ったときに有効で、キラキラ光るハリがワカサギの食い気を活発にさせているようだ。

そして仕掛けは一日の内に最低2回は交換しよう。ワカサギ釣りといえどハリ先は鈍る。そもそも繊細な釣りなので、ハリ先が鈍ると食い込みが悪くなる

またオモリの下に付ける下バリは、ベタ底でしか食わないときに効果を発揮する。最近では各メーカーから、下バリだけの仕掛けが販売されている。

釣れない時の工夫は?

◆小さなエサを使ってみよう

ワカサギの活性が低くなる厳寒期。

エサは小さい方が吸い込みが良く、サシよりもアカムシの方が良くなってくる。アカムシは黒くなっている方が頭、頭の方が若干固いのでハリを刺す際は、頭から刺す方が外れにくくなる。

またサシは半分にカットするのが基本だが、それよりもさらに小さく3分の1にカットすると、食い込みが良くなる。

◆周りの人をよく観察しよう!

4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全て周りの人を観察

隣のボートの人はよく釣っているのに自分は釣れていない。そんな状況は結構ある。

そんなときは釣れている人の誘い、合わせのタイミングをじっくり観察しよう。上手な人のマネをするのも上達への道だと思う。

◆二刀流に挑戦してみよう!

4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全て4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全て二刀流

電動リールの普及により、二刀流がやりやすくなった。

2本ザオの方が数を狙う上で効率がいい。最初はもたつくかもしれないが、コツさえつかめば二刀流はそんなに難しくない。

ただし効率よく釣るために、船上での艤装(たたき台などの各種装備)が重要になってくる。

たたき台生かしバッカンなどを釣りやすいように船べりにセットすることにより、手返しがアップする。

◆オモリを重くしてみよう!

ワカサギ釣りは、食い渋ったときは軽いオモリが有効とされてきたが、最近は10g以上の重いオモリで釣る釣り方が出てきた。

オモリが重いほど湖底への着底スピードが速くなる。早く着底すれば早く釣りできるので、当然手返しが早くなる。

時合いに一気に数が伸びるのも特徴。水深があればあるほど効果は絶大。またオモリが重いため、ハリがしっかり刺さり込む効果もある。

4つの誘いテクニック伝授!ボートワカサギ初心者入門:キホンの全ていろいろな重さを用意すると便利

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