今年の春は2kgオーバーがかなり釣れており、3kgオーバーも珍しくない紀東のアオリイカ。ホワイトモンスターを狙って4月17日、三重県志摩市方田の遊漁船に単独釣行してきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
志摩沖でティップランエギング
出船は午前5時。待合所には常連は私1人で、初乗船のアングラーばかりだ。モンスターはキャスティングで釣っているようだが、この日は強風のためティップランがメイン。釣り座はミヨシを選択した。
船長の釣り講座
船長は早速釣り講座を開設。エギングのようにロッドアクションを大きくしたワンピッチワンジャークでエギを大きくダートさせること。
2つ目は1回ごとにエギを回収して、常に新しいポイントをたたくようにと説明した。
開始早々に1kgアオリイカ
5時半過ぎにポイントに到着。40gのシンカーを装着したダートマックスパープルで開始。爆風のため、ライン角度が45度を超えていく。すぐに50gシンカーを装着したダートマックス40gに交換していると、トモのアングラーにヒット。1kg程度の本命だ。
開始早々の1匹は船上の活性剤になる。しかし後が続かない。1時間ぐらい経過した時、胴のアングラーがヒットさせたがラインブレイク。
6時半を過ぎると風が弱まってきたので、速やかに60gセットに交換した。理想的なライン角度となり、リズミカルに5回シャクッてステイさせた途端、ティップが震えた。これをアワせるとドン!とヒット。重量感のある引きがバットに乗り巻き上げようとした瞬間。フッとテンションが抜けた。
バラシだ。回収してみるとなんとスナップのところでリーダーが切れていた。漁師結びで前夜結束したが、ミスがあったに違いない。
2kgまずまずの良型ゲット
すぐに結び直して再開。するとすぐにティップが震えた。連続ヒットだ。上がってきたのは1kgを超えの本命だ。何はともあれ1匹釣れてひと息。時間は6時50分。隣のアングラーも同サイズを取り込んでいた。
トモのアングラーも釣り上げ、時合いに突入した感ありだ。風と潮の流れがちょうどマッチして、60gのエギがうまく潮に絡んでいく。続いて釣れそうな雰囲気が漂うなか、ステイさせたティップが1cmほど走った。すかさずフォールさせてボトム確認後、ステイさせるとすぐに抱いてきた。
ジィィィーとドラグ音が響く。重量感はある強い引きは最初だけだが、慎重に巻き上げていくと、まずますのサイズが浮かんできた。2kg程度のオスだ。無事に船長の構えるタモに収まった。モンスターとは言えないが、まずまずの良型だ。