これから旬を迎えるマダコ。定番の料理と言えば刺し身や唐揚げが代表的だ。今回は「マダコのコーラ煮」を紹介。手間ひまがかかってかなり面倒だが、箸が止まらない絶品グルメに変身する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
面倒くさい下処理
持ち帰ったマダコはシンクに移し、滑りがなくなるまで塩もみする。手に「タコ臭」が付くものの、しつこく揉み洗いするのが美味しくするコツだ。
時間がない場合は一度冷凍し、解凍しながら水洗いする簡単な方法もある。ただし、「タコ臭」だけは避けられない。
茹でる
下処理を済ませたら、軽く茹でる。手順は沸騰したお湯に濃口しょう油と塩を少し入れ、タコを投入。
今回は500g前後のマダコを使用。茹で時間はレアの状態で2分、ミディアムは5分、ウエルダムで10分。ただし、タコの大きさにもよる。キロ級の大型にもなれば、おおむね倍の時間をかけよう。
食べやすい大きさにカット
茹で終わったら、食べやすい大きさにカットする。ちなみに足の先端は雑菌を含む場合があるため、1~2cm切り落としておく。カット後は鍋に移していく。
コーラを注ぐ
タコを鍋に移したあとはコーラを並々と注ぐ。そしてフタをして加熱。沸騰したら、弱火にしてコトコト煮ていく。最初の10~20分は「煮れば煮るほど硬くなる」が、ここは焦らずじっくりと。
20分を過ぎると、次第に軟らかくなってくる。だが、ここも我慢し、さらに煮込んでいく。味付けは濃口しょう油を少々加えるだけでOK。コーラの甘味がほどよく染み込んでいる。
時化の日がおすすめ
コトコトと煮込むこと30~40分。コーラが少し煮詰まってきた時点で味見。いい感じ(好み)で軟らかくなっていれば完成。まだ硬い場合は、さらにコーラを加えて煮込む。気長に待つことがポイントになる。
ちなみ圧力鍋を使うと半分の時間で済むが、タコの表面がボロボロになり、見た目がよろしくない。時化で釣りに行けないときに、我が家でじっくり調理しよう。
<松田正記/TSURINEWSライター>