桜は散り、朝晩は10度前後で日中の最高気温は18~19度。これくらいの気温からウナギが釣れるようになった過去のデータから、4月9日は調査を兼ねて釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
筏川でウナギ釣り
愛知県弥富市の筏川周辺には午後5時30分ごろに到着。当日は北風が吹いて気温下がり、釣り場周辺は8度。防寒していたので寒さは気にならないが、風が出て釣りにくい。この状況では釣り人は私だけ。そこそこやって、すぐに帰ろう。
本格的な雨が降り出す
準備を始めた時点では雲りだったが、仕掛けを投入するころには雨が降りだし、午後7時には本格的な雨となった。
サオは2本出し、車中から監視する。穂先のライトは付けず、雨が弱まったタイミングでサオを上げてエサをチェックするという完全置きザオ釣行だ。
周りが暗闇に包まれてもアタリはない。ラーメンでも食べて帰ろうかと考えていたが、午後7時30分ごろ穂先が動いた。
穂先のライトはないが、それでも何かヒットしている。暗くても意識を集中すれば見えるもの。まさに心眼で穂先の動きを見る……という感覚だ。
良型ウナギがヒット
雨が弱まるのを待って仕掛けを回収すると少々重さを感じ、表層まで上げてくると、今年初のウナギが掛かっていた。慎重に、慎重に暴れるウナギをいなし、おとなしくなったタイミングで水面から一気に抜いた。
予想に反し、なんともうれしい今年初のウナギをキャッチ。久しぶりに見るウナギはなかなかの良型で、納得の1匹目だ。この川は濁りがあるため、生かして持ち帰り数日泥を吐かせることにした。
もう一方のサオの仕掛けも回収すると、なんとこちらも重い。まさかのダブルヒット。こちらの方が型が大きかった。丁寧に水面から引き抜いてバケツに移す。
午後8時に納竿するつもりだったが、ウナギを2匹キャッチして納竿なんてあり得ないと延長が決定した。
やがて雨がやみ、雲の切れ間から月が見える。釣りやすい状況になったが、その後アタリはなかった。ウナギを2匹キャッチし、大満足で午後9時に納竿した。
ウナギを丁寧にさばく
妻も釣れると思っていなかったので ウナギを見て驚いていた。ハリをのみ込んでいたが元気にバケツの中を動き回っており、そのまま3日間元気に生き続けた。今まで練習してきたので、その要領でウナギを丁寧にさばく。目打ちを行いウナギを固定して背開き(関東風)にした。
今回の釣行の収穫は、まだ時期が早いと思っていたが、すでにウナギがいることが分かった。これから盛期を迎えるウナギ。とても楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
筏川