小学校が春休みの甥っ子を誘ってリヴァスポット早戸へ釣行。彼にとって初めてのテンカラ釣りだったがヤマメをゲット!筆者も良型のニジマスを釣り上げ大満足。充実のアフターフィッシングも併せてリポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
バラシ連発もアタリ堪能
今度は彼と一緒にロッドを持って振り込みからアワセまでを行うことにしてみた。ヒットしたので再び彼に任せると追釣に成功。
次に、視覚性の高いドライフライに変えることにした。魚が水中から飛び出してきて、水面に浮いているフライにアタックしてくるスリリングな瞬間を楽しんでもらいたかったからだ。しばらく一緒にロッドを持ってキャスティングするがバラシ連発でなかなか掛からない。しかし彼は満面の笑みで「釣り楽しい!」といって喜んでいた。
ルアー釣りに転戦
さらに、手元に伝わるアタリの楽しさを知ってもらいたいと思い、ルアーフィッシングを始めることにした。
彼はスピニングリールを使用するのが今回初めてだったが、教えたとおりに難なくキャストに成功(妻より上手かも!?)。しかしリールの内部にラインが絡んでしまうといったトラブルに悩まされて苦戦が続く。
甥っ子は釣りに夢中
放流が13時半から14時頃だと聞いていたので、同行していた姉(甥っ子の母)が少し早めのランチを食べに行くことを提案してきた。しかし甥っ子は釣りに夢中で「釣りをしていたいから、食べに行かない」と言い張る。結局おにぎりをテイクアウトしてきてもらうことにした。
その間逆さ毛鉤を使用したテンカラで1匹ゲット。あれもこれもと色々な釣り方をしたため、午前中でニジマス3匹と芳しくない釣果に筆者は少し焦りを感じてきた。
フライでもヒット
甥っ子が昼ご飯を食べている間に、筆者はフライフィッシングのタックルの準備に取り掛かることにした。今回この釣りも行うことにしたのは、インジケーターを付けてウキ(インジケーター)が沈むのを楽しんでもらいたいのと、ラインを手繰ってダイレクトな魚の引きを味わってもらいたいとの想いからだ。
タックルの準備が済んだが、まだおにぎりを食べていたので、とりあえず筆者自身がキャストしてみるとすぐにヒット。無事にニジマスをゲットして昼休みにすることにした。
甥っ子がヤマメをキャッチ
食後、甥っ子とテンカラから再開。すぐにヒットして、水中を覗くとニジマスとは違う魚が付いる。ヤマメだ!これにはビックリ。あとは彼に任せて筆者は見守ることにした。
絶対に取り込みたい魚だけに、ネットに入るまではハラハラドキドキしたが、無事に24cmのヤマメを釣り上げることに成功。
ニジマスはよく釣れるがヤマメは貴重なので喜びもひとしおだ。やはりテンカラが1番扱いやすいようで、1人でキャストを始めたのを見るととても頼もしい。
フライで40cm弱のニジマス登場
ヤマメが釣れたおよそ10分後に、今度は筆者がフライでヒット。かなりの手応えに良型の予感。無事に取込みに成功すると、40cm弱のニジマスで嬉しい1匹となった。
しかしその後同型(あるいはそれ以上?)をフライ、テンカラで1回ずつバラしてしまい意気消沈。フライにはレギュラーサイズのニジマスがよく掛かるので、その都度甥っ子を呼んではフライラインを手繰らせて、取込みを楽しんでもらうことができたのは良かった。
甥っ子独り立ち
筆者が仕掛けをチェックしていると「うわぁー!」と言う声が聞こえてきた。振り向くと1人で釣りをしていた甥っ子が魚を掛けて格闘している。筆者はすかさず取込みのサポートをしようと彼のもとへ。彼は後ずさりして魚を川原へと引きずり上げてゲット。
キャスティングからアワセ、取込みまで全て一人でできたことに驚くとともに凄く嬉しく感じた。その後自信も伴い、テンカラでニジマスを連発している。姉が「食べきれないので逃がしてあげよう」と言っても、彼は折角釣った魚を逃がすのが惜しいようで、結局スカリの中に次から次へと入れていた。
さらには、手前マツリをしても「これは軽症だな」と言いながら自分で解決。筆者は次第に成長していく甥っ子の姿を見ていてあまりの嬉しさにテンションマックス(おじバカ全開)!放流後に1匹追釣して14時40分に納竿とすることにした。