千葉県・柏市にある北部手賀沼に流入する大津川下流では、フナの乗っ込みシーズンとなった。今回は、周辺のホソにおける有望ポイントをご紹介するので参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)
大津川のマブナ釣り
千葉県柏市にある北部手賀沼に流入する大津川下流では、フナの乗っ込みが始まった。
小規模なハタキ始まる
3月21日(火・祝)は朝から春らしい陽気。様子を見に出かけたところ川は満水に近い状態で、ヒドリ橋上流の本川の水草の中では小規模ながらハタキが見られた。例年よりも10日ほど早い。
周辺のホソも通水が始まった。満水に近い状態だったが、通水されたばかりなのか、当日は魚の気配なし。水が落ち着いて暖かい日が続き、温かい雨が降ればホソにも魚が一気に乗っ込むものと思われる。
大津川の有望ポイント2カ所の紹介
そこで、ホソにおける今後の有望ポイントを紹介する。
1.駐車場前のホソ
ヒドリ橋のたもとにある駐車場前のホソは幅2m、通水時の水深は50~80cmで駐車場の橋を境に趣が異なるが、アシが茂る東側は立ち入り禁止(釣り不能)になってしまった。そのため、コンクリート護岸で固められている西側の機場周囲が釣り場となる。
ポイントはところどころに出ている排水パイプ下の底のエグレと、トイレ下の水路のオンドマリのアシ帯。
当時は機場脇に釣り人の姿があり、10cm前後のマブナが釣れていた。本川から乗っ込んだ魚ではなく居着きの魚のようだ。
今後新しい魚が入ってきて、魚影は濃くなりそうだが、釣れる魚は10~20cmが多く、型よりも数狙いとなる。1.5~1.8mの竿に立ちウキのシモリ仕掛けで狙うといい。
2.大津川橋上流のホソ
2つ目のポイントは大津川橋上流左岸土手下のホソ・水門から西の二子橋のたもとまでが釣り場。幅1m、通水時の水深は80cm前後と深い。
両岸は柵板護岸で単調に見えるが、マブナの魚影はすこぶる濃い。真冬は水門近くのクランク下流がポイントだったが、春は水路全体といっても過言でない。
そのなかで乗っ込み初期の最高のポイントは、2カ所ある農道の橋の下の陰。
思わぬ良型が着いていることがあるため油断できない。アシの新芽が伸びてくるようになれば、一定の間隔で設けられたマス上の空間の流れの淀みを釣るといい。
小場所のため竿は1.2mで十分だが、良型に備えて仕掛けは太めを使う。流れがあるため、玉ウキを親ウキにしたシモリ仕掛けで、エサを底で止めてアタリを取る。
エサは両ポイントともグルテン主体で、サシや赤虫でも釣れる。
<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
大津川橋