岐阜県海津市の朝日池へ、ヘラブナ釣りに行ってきた。今回は、筆者が主宰する釣りクラブメンバーで、アイドルの日下りいさんとの釣行の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)
朝日池でヘラブナ釣り
3月9日、筆者が主宰する釣りクラブのメンバーでアイドルの日下りいさんと釣行。場所は岐阜県海津市の朝日池だ。
釣り開始の直前までチョウチンセット釣りで狙う予定だったが、3月中旬に入り暖かくなってからは浅ダナの両ダンゴで釣果が出ているよう。そこで、ギリギリのタイミングで浅ダナ両ダンゴで狙うことにした。
当日の仕掛けとエサ
釣り座を3号桟橋の北向きに構え、8尺のメーター両ダンゴの仕掛けをセットする。
ハリスは30cmと40cmで0.4号。ハリはオーナーのバラサ4号をチョイス。
エサはカクシン300㏄と浅ダナ一本50㏄、凄麩50㏄に水100㏄で様子を見る。
銀色の美しい魚体浮上
釣りを開始したのは午前10時すぎ。エサを打ち始めてすぐにサワリが出始める。浅ダナ両ダンゴの釣りといえば夏をイメージするが、時期はまだ3月の中旬。この季節に両ダンゴに反応するほど、朝日池のコンディションが良いのだろう。
最初の1匹目を釣るまでは3月の両ダンゴの釣りに若干の不安を覚えていたが、そんな心配はすぐに魚が吹き飛ばしてくれた。
ウキがふわふわと動いてから一瞬静かになったタイミングで、小さくツッと入るアタリに反応したりいさん。尺まであと一歩という美しいヘラブナを釣り上げた。
テンポよく打ち返しヒット!
ここから反応は出るが、スレやトラブルに見舞われて数を伸ばしきれない。トラブルなどでエサ打ちのタイミングが空くとアタリが遠くなり、寄せるのに時間がかかっているようだ。
逆にテンポよくエサを打ち返していけば、しっかり魚が寄せられることに手応えを感じている。何度かエサを打つと、下に魚が寄っているのが分かる。
ここでウキがオモリを背負ってから一気に消し込む強いアタリ。とっさにアワセた瞬間、底に向かって突っ込んでいく魚にサオを曲げて応戦。
強烈な引きにサオを曲げて耐えると、程なくヘラブナが浮いてきた。銀色に輝く朝日池の美ベラを手にした。
サイズは尺前後の先ほどと同サイズ。銀色の美しい魚体から、先日放流されたばかりの新ベラだろうか。強いアタリと引きに大満足。記念撮影をして優しくリリースした。
最終釣果
このあたりから太陽が高くなり活性が上がりそうだったが、今度は春特有の強い風が吹き始めた。浅ダナ用の小さなウキが風で波を立てる水面に揺れてしまい、アタリがなかなか取りにくい。
イト絡みや風の影響でトラブルに見舞われながらも昼から2匹追加。実質釣りをしたのは3時間ほどで、なんとか4匹のヘラブナが顔を見せてくれたところで納竿した。
暖かい日が多くなり、花粉が舞う季節。朝夕はまだまだ冷え込み人間にとっては快適な季節とはいえないが、水の中は確実に春が近づいている。これからはもっとウキが活発に動く季節へ入ってくるだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>