ここ最近の大分県南は、クロ(グレ・メジナ)釣りがとても厳しくなっており各渡船の船長さんも、どのエリアが良いか困惑されているようです。大会開催でも、クロの顔が見れる方は全体の2割程度だとか……。果たして今回の磯フカセ釣りでクロは釣れるのでしょうか。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤本みどり)
早々に同行者に35cmクロ
2月4日の土曜、久しぶりにふかしま丸さんにお世話になり、深島エリアではなく屋形島エリアの粒島という場所に釣友3人と上がりました。
この日は、磯釣りが久しぶりだという古希を迎えた磯崎さんにどうしても釣ってほしくて、朝一番は藤井さんと共に竿を出すことなく、磯崎さんの釣りを見守りました。
ベテランの磯崎さん、何のことはなく竿1本先のポイントですぐに本命のクロを釣り上げました。35cmのまん丸で美味しそうなクロです。タナは2ヒロ、クロの活性は高いかなと期待で胸が膨らみます。
尾長メインで拾い釣り
釣りを開始した藤井さん、すぐにクロが釣れるだろうと思っていましたが……。つけエサすら取られない厳しい状況なのです。半誘導の仕掛けではどうもアタリが出ないと判断したらしく全誘導仕掛けで、深く沈めていく作戦のようです。
そう、クロの活性が高いと思ったのは最初の1投だけで、その後は1枚を釣るのになんとも時間がかかることに。
そんな中でも、熟練の藤井さんはポツリポツリとクロを拾っていきます。30~37cm、口太よりも尾長クロの方が多い割合でした。
根魚狙いでアカハタにカサゴ
私は初めての磯だったので、まずはロックフィッシュからのスタートです。10gのシンカーで根魚を探っていきます。海に向かって右側の端まで歩いていきました。そこは針先に海藻が引っ掛かってきます。ここは、イカも多いかもと思いました。
ファーストアタックは、28cmの良型のカサゴです!続いては26cm。なかなかの型揃いのカサゴたちです。
そうこうしているうちに、本日一番の鋭い突っ込みと同時に重量感!すぐにわかりました。「これはアカハタだ!」海面からふわりと綺麗なルビー色の魚、アカハタの登場です。思わずガッツポーズ!