ひょうきんな顔をしているが、ピンクの美しい魚体は上品な甘みで最高級食材として知られるアマダイ。コマセ不要でシンプルな仕掛けで狙え、明確なアタリ～三段引きで釣り人を虜にする。ここでは東京湾、相模湾のタックルや基本的な釣り方を紹介する。
TSURINEWS編集部
2018年10月31日
アマダイのアタリ
貴重なキアマダイこの釣りはトラギスやアカボラ（ヒメコダイ）などの小さなエサ取りのアタリがつきもの。これらは竿先をコツンコツンと動かす程度のものが多いが、本命はグングングンッと竿を引き込む。
エサ取りのアタリを見逃し、エサがないまま仕掛けを流しているとチャンス激減。これを見逃さないよう、つねに竿先の変化に注意することが大切。オキアミはハリから外れやすいので、頻繁にエサのチェック。
アワセ方
本命からのシグナルがきたら、ゆっくり大きく聞き上げる。グイッと重量感が伝わり、ハリ掛かりが確認できたら、リールを巻きながら竿を水平に戻してもう一度軽くアワセをいれる。
アマダイの取り込み
低層での引きは鋭く、まずは竿の弾力を生かしていなす。魚の大きさなどを考え、底から離れたら電動リールを中低速くらいでスイッチオン。
途中で三段引きがあれば、ほぼ本命だと思っていい。大型になると数m突っ込む場合があるので、リールのドラグはあらかじめ調整しておく。
海面まで上がってくれば、あまり暴れることはなく30cmクラスまでは比較的簡単に抜き上げることができる。それ以上の型なら、船長または、近くの人にタモのアシストを頼もう。
＜週刊つりニュース関東版 宮崎／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース関東版』2018年10月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。
