相模湾アマダイ釣りで37cm頭に本命好捕【ちがさき丸】 船中オデコ無し

相模湾アマダイ釣りで37cm頭に本命好捕【ちがさき丸】 船中オデコ無し

アマダイを美味しく食べるには、個人的には西京焼がいちばん。刺し身にするなら、柔らかい身が適度に締まる浅めのコブ締めが日本酒に合う。冬から春にかけてのアマダイ釣りはフグなどのエサ取りが減り、ゲストはイトヨリ、ムシガレイなどの美味魚が大半で、グルメには絶好機だ。そこで、ナギの予報が出ていた1月12日(木)、相模湾茅ヶ崎のちがさき丸に釣行した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

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船釣り エサ釣り

状況を冷静に分析しヒット

10時の時点で、オデコは私だけ。少し理性を失いタナを下げたところで、ウミヘビに2回仕掛けをダメにされた。3投目は新たな仕掛けで「ウミヘビがくるということは底潮が流れてない」と冷静に分析。タナを2mにセットすると、本命のアタリが出た。聞き上げ時と海面下20m前後での三段引き。32cm本命を抜き上げた。

相模湾アマダイ釣りで37cm頭に本命好捕【ちがさき丸】 船中オデコ無しちがさき丸で良型アマダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

タナが合ったのか、次投でも本命がヒット。しかも海面に上がってきたのは35cm級。しかし、抜き上げにかかったところで口からハリが外れてバラシ。

船中最大37cm浮上

11時、岸寄りへ小移動。水深80mから流すと、右舷前の濱田さんに35cm級ムシガレイ。続けて37cm本命もゲット。これが当日の最大魚となった。濱田さんの仕掛けは自作で、チモトに配した直径6mm前後のピンクのビーズと、その上20cmのところに配した2B程度のガン玉が特徴的。タナは1mで、誘い幅は仕掛けの長さで当てたそうだ。

その後、左舷前の小島さんが35cm級を釣り上げた。大型への期待が高まったが、フグの攻撃などで、この場は粘れない。正午ごろから風が弱まり、船は再び烏帽子岩沖へ移動。

相模湾アマダイ釣りで37cm頭に本命好捕【ちがさき丸】 船中オデコ無しちがさき丸でアマダイキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

今度は水深60~45mの浅い釣り場を数カ所探ると、私と右前に30~35cm級イトヨリが連続ヒット。

食い渋りでも船中オデコなし

ラスト30分、船は江の島沖を探ったが、30cm級ムシガレイを追加しただけで14時に終了。船中釣果は19~37cmアマダイ1~5尾。イトヨリ、ムシガレイなどが交じった。

相模湾アマダイ釣りで37cm頭に本命好捕【ちがさき丸】 船中オデコ無しちがさき丸でキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

今後の展望

急激な水温低下が食い渋りにつながったと推測されるが、取材数日前には56cmが登場。日並みに恵まれれば、今後も大型の上がる期待度は高い。

<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
ちがさき丸
出船場所:茅ヶ崎港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年1月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。